2011年11月7日月曜日

「頼声川たち」が2億元を山分け? ミュージカル汚職疑惑


建国百年記念行事のミュージカル「夢想家」で2億元あまりという非常識に高い経費が使われた汚職疑惑について、台北市政府を経験し、現在文化建設委員会主任委員(文化大臣)の盛治仁氏がこれまで、懇意にしている頼声川氏に特別に便宜を計らってきた全容が判明した。
盛氏が台北聴覚障害者五輪財団事務局長だったときに、頼声川夫人の丁乃竺氏は同財団藝文センター主任をしており、頼氏が5.5億元を使って同五輪の開・閉幕式総監督をした。さらに台北花博の開幕式藝術総顧問は頼氏で、花博執行監督が頼氏の妻の妹・丁乃箏氏、開幕式には0.6億元をかけた。
盛氏が文建会主任委員になった後は、2010年台湾ランタン祭りの総予算6.5億元、その総企画がまたもや頼氏が担当した。
さらに今回のミュージカルでは予算は2.3億元、そのうち頼氏は創意設計3900万元を獲得、監督はまたもや丁乃箏氏だった。
同ミュージカルのほかの仕事についても、頼氏の関係企業ばかりが落札している。舞台機械は羲騏公司5千6百万(同社社長の王騏三氏はかつて頼氏の「表演工作坊」社で道具管理担当だった)、道具製作は曲線空間藝術会長の許紋紋氏(「表坊」の元服裝管理)が落札、3百万元。背景製作は景翔舞台(長期にわたって頼氏と協力関係)、1千5百万元。
製作演出総括の6千万元は台湾技術劇場協会(「表坊」の証明顧問・簡立人氏が常務理事を務める)。照明設備は鼎益科技(謝寅龍会長は「表坊」の元照明技術指導)が落札。
つまり今回のミュージカルはいずれも「頼声川たち」が国民の血税をむさぼってきたといえる。
演劇関係者によれば、頼声川氏は創意設計が落札した後、ほかの入札が始まっていない前の今年1月10日にこれら関係業者を連れて台中会場の下見を行っており、台湾技術劇場協会が3月21日内部会議で落札することを報告、4月20日入札公告が始まり、5、6、7月の間にこれらすべての魚ぷ者が「予定通り」落札したという。
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