2011年11月12日土曜日

「APEC出席の連戦氏、胡錦涛との会談で平和協定を強調」台湾を売り渡す暴言


ハワイで開かれたAPECに出席した国民党名誉主席の連戦氏は中国共産党総書記胡錦濤氏と会談し、平和協定を提案、「意見交換を開始した」と」述べたことについて、陳其邁スポークスパーソンは12日、次のように批判した。
「元首代理」の身分でAPECに出席した連戦氏の任務は国際経済問題に専念することのはずで、「連胡会談」において「平和協定」の協議を始めたなどというのは馬総統が国民に約束した「十大保証」つまり「台湾の民意が高い合意に達し、両岸の相互信頼関係が蓄積され、国家としての必要性、民意の支持、国会の監督などの原則といったすべてが必要で、それを満たさない場合には進めない」に反するものである。要する馬政権は何が何でも協定をやりたいということだ。馬英氏の「約束」など根本的にでたらめであり、国共が密室で協定の協議を始めたということは、国民を不安に陥れる暴挙というべきである。
国共両党はすでに2005年に党と党の間で「連胡コミュニケ」に署名し、平和協定を5大課題の一つにかかげ、国民党の綱領などにも組み込まれた。そして2008年馬英九当選後はコミュニケ実現に向けて走りだし、今日にいたって連戦氏が胡錦涛氏との間で平和協定を強調するようになった。この間、国民の同意手続きも国会による監督もなく。密室で勧められている。
国共両党といい、今回の連戦氏といい、たかだか一つの政党や政治家が台湾の前途を独断で決定しようという横暴な発想だ。

また蔡英文主席は13日、。連戦氏が平和協定に関して馬総統の「十大保証」に一言も触れなかったこと、馬総統のこの件に関する立場が毎日のようにぶれている点を大いに問題だと指摘した。
Share/Bookmark

0 コメント:

コメントを投稿