2011年11月17日木曜日

黄昭堂・台独聯盟主席急逝、蔡英文主席「沈痛な気持ち」


台湾独立建国聯盟の黄昭堂主席が17日午前亡くなった。
蔡英文主席が12時ごろ台湾大学病院に急行し、遺族に哀悼の意を伝え、「黄主席の強い使命感に感銘を受けていた。後輩の出来ないところも包み込み心の広さがあった」と故人を称えた。
蔡主席は、党本部が黄主席の遺族の後続事務や葬儀を全面的にバックアップするよう指示した。

黄氏は日本統治時代の1932年、台南生まれ。台湾大学法学部卒業後、東京大学大学院に留学し、社会学博士(国際関係論)を取得。聖心女子大、東大講師を経て、76年、昭和大学で政治学教授となり、98年まで務めた。
日本留学を機に、亡命中の台湾独立運動家らと交流を深め、明治大学講師だった王育徳氏らと、台湾独立建国連盟の前身、台湾青年社を結成。日本での啓蒙(けいもう)活動後、民主化が進んだ李登輝政権時代の92年、34年ぶりに台湾に戻り、95年、同連盟主席に就任した。2000年、民主進歩党(民進党)の陳水扁政権が誕生直後から、05年まで総統府の国策顧問を務めた。
葬儀は12月3日午前9時から台北市内の市営葬儀場「第2殯儀館」。
告別式は同12月3日午後2時から、大稲●(=土へんに呈)(だいとうてい)長老教会。
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