2011年12月17日土曜日

蔡英文候補、第二回テレビ弁論会で「4つの第一」実現を約束


 蔡英文総統候補は17日、第二回テレビ弁論会で「4つの第一」実現を約束した。


・最近メディアで暴露されたように、馬政権は政府の調査局を悪用して野党の動静を監視、ネガティブキャンペーンを行っている。これは行政の中立性を損ない、無視するもので、民主主義を後退させるものだ。

・私は台湾の将来について「四つの第一」を約束する。それは民生第一、公平第一、持続性第一、民主主義第一である。

 (1)民生第一:弱者・高齢者の福祉サービス充実、公共託児システム整備、社会福祉住宅整備、12年義務教育、高校入試免除。

 (2)公平第一:貧富格差と都市・農村格差の是正、税負担の公平化、1000億元の郷村発展基金設立、派遣労働者の同一労働・同一賃金実現。

 (3)持続性第一:財政健全化、2025年脱原発、グリーンエネルギー産業育成。

 (4)民主主義第一:市民・専門家の政策形成参加促進、司法改革、「台湾コンセンサス」による両岸関係安定。


・今回の選挙は、政策内容と能力以外にも、誰が社会的コンセンサスを結集し、台湾を国民を団結させる能力があるかを問う選挙だ。

・2008年民進党は下野してから徹底的に自己反省してきた。

・蔡英文を支持する人たちは一般庶民であるが、馬総統の支持者は自家用飛行機を持つ金持ちばかりだという違いがある。

・市民の力が台湾と民進党と蔡英文を変えた。「3匹の子豚」はその象徴だ。

・この3年あまり草の根の声はいずれも新たな政治、新たな社会、新たな経済を求めるものだった。激情と対立はやめて、理性と成熟さが民主主義に必要だ。民主主義によって台湾を団結させ、台湾を守るべきだ。

・将来蔡英文の政府は(1)党派を越えて広く人材を集め、(2)両岸政策など重大な政策には民主的手続きを重視した安定した政治運営を進め、(3)絶対的にクリーンな政府となる。



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