2012年11月30日金曜日

中国の新規旅券が台湾の清水断崖、日月潭を自国の領土に強く抗議





今日11月28日に開かれた中央常務委員会では、中国の新しいパスポートが、台湾の清水断崖や日月潭を自国の領土にしている件について討論が行われた。決議では、中国が台湾の主権を侵害し、両岸の互いの信頼を壊しているが、馬政府はこの件に関しての反応が余りにも軟弱だと批判した。蘇主席は、中共18大政治報告で、中国は「終始変わることなく平和発展の道を歩む」「善意をもって隣国に対処し、隣国をパートナーとみなす」と言っているが、「この件で」中国が平和発展の外交政策を放棄しただけでなく、頑なな主権観を堅持しているため、周辺国家との領土争いが収まらず、逆に地域の平和と安定を破壊しているこ とが明らかである、と述べた。民進党は、中国が平等と相互信頼の精神で、他国の主権を尊重することで、平和発展の目標追求を実現できる、と考えていると述 べた。

  蘇主席は、台湾は主権独立国家であり、中華人民共和国には属していない。中国の新しいパスポートが、中国領土の範囲にない清水断崖と日月潭を自国の領土とし ていることについて、台湾の主権を厳重に侵しているだけでなく、両岸の信頼関係の構築に何の役にも立たないことだと述べた。蘇主席は、この件の発生後、イ ンド、ベトナム、フィリピンなど中国の周辺国家が具体的な反対行動をとり、アメリカの国務院は、主権争いは利害関係国の協議で解決することとはっきり表明 し、「パスポートの図柄が、アメリカの立場を変える事はない」としたが、しかし、当事者である我の政府の反応は弱く、総統府スポークスマンの消極的な反 応や大陸委員会の声明を除いて、何の具体的な行動をとっていない。台湾の主権が踏みにじられていることに、民進党は強烈に抗議をする、と述べた。

  主席はまた、民進党は中国に対し厳重な抗議を表明するほかに、中国政府が即刻この現状を改善し、好ましからぬ外交行動を改めるよう求めると述べた。また馬総統に、すぐに国際記者会見を開き、国際社会に、台湾と中国の主権は相互に属していないという事実をはっきりと表明することを要求した。「そして、即座に外交部、内政部、大陸委員会に指示をし、必要となる抗議の対策を採るべきだ」とし、具体的な行動で台湾の主権を護るべきだ、と述べた。民進党は本件において、厳しく関係する機関を監督し、台湾主権を護るための仕事をしっかり果たしていく。そしてまた、国際社会に向けて主張を伝え、台湾最大野党の態度を表明していく、と述べた。


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