2013年2月21日木曜日

馬総統 第四原発の完成を目指す:蘇貞昌主席 与野党の対話は一日で覆された


馬総統が400億の予算を追加して第四原発の工事の完成を目指すとした件について、民進党の蘇主席は21日、メディアのインタビューに応え、民進党は誠意を持って江宜樺院長を激励しており、院長は電話会談で、新しいやり方で変えていくことを表明した。そして、このようなやり方は馬総統と共通の認識であると言った。しかし、こうして与野党が良好な対話を始めようとしたばかりで、迅速に解決が必要な問題をともに解決できるかと思った矢先に、「馬英九に翻されることになろうとは思っても見なかった」と語った。

蘇主席は、昨日江院長に折り返し電話をした際、第四原発、年金改革、メディア寡占防止などの重要な問題について、江院長が強い意志で改革をし、野党立法委員ともよく話し合いをして欲しい、との期待を伝えた。馬総統が第四原発を完成させようという意思を持っているのは「本当に驚きで、残念なことだ」とし、蘇主席は、民進党は第四原発建設再開に反対し、明確に予算の追加に反対している。「これは主流な民意と一致している、民進党は最後まで闘う」と述べた。民進党は、馬総統に対し、台湾国民の反原発の決心を決して過小評価してはいけないと厳しく伝えるとした。 

メディアが、馬政府が現在ガソリン代の計算式を検討するのは既に手遅れではないかとの問いについて、蘇主席は、国際的なガソリンの価格は下がる傾向にある。台湾元の為替レートはあまり変わっていない。中油はガソリン価格を引き上げ続け、お正月の期間でさえも価格の引き上げがあり、物価の値上がりの恐れがある。特に交通機関の値上がりは心配である。蘇貞昌主席は、馬政府は去年痛い目にあったことを忘れずに、人々の苦しみを理解し、「力を尽くすのは大事だが、ひたすらごり押しをするのはだめである」なぜなら、台湾はもうこのような情勢には耐えられないからで「人々の生活はもう十分苦しいのである」と語った。 

記者がNCCが昨日旺中の中嘉有線買収案が条件を満たしていないと認定したことについて、蘇主席は、この案は長い間論争が続いてきて、社会も大きな代価を払っている。NCCはすぐに、直接否定するのが正しいやり方である。民進党立法院団も積極的にメディア寡占防止の法整備を進め、これこそが根本的、制度的な解決手段であり、国民党はもう邪魔をせず、与野党が一緒になって健全なメディア環境を作ることを希望する、と語った。

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