2013年2月7日木曜日

江戸川市民発電所を訪問、蘇主席は、国民投票署名を呼びかけ、脱原発の実現を目指す



民進党の訪日団は7日午前、東京江戸川第一発電所を訪れ、日本の環境NPO「足温ネット」の奈良由貴代表、住職の大河内秀人氏らと意見交換を行った。蘇主席は、地元住民が自発的に江戸川第一発電所の環境保護活動を行う意義を認め、メディアを通じて国民に脱原発国民投票への参加を呼びかけて、子や孫の世代に美しい環境と未来を残すため、脱原発を実現しようとを呼びかけた。

奈良由貴代表が簡単に発電所の成立過程と運転の概況の説明を行い、福島の原発事故の後、日本政府と国民は改めてエネルギー政策を検討し、積極的に各代替エネルギープランについて考えていると述べた。足温ネットと江戸川市民が協力して成立させた「プロジェクト・江戸・空」計画は、民間の資金を集めて太陽光発電をつくったもので、政府から固定価格で電力を買い取ることを通じて、国民に再生エネルギーの利用を呼びかけていると説明した。

計画発起人の一人住職大河内秀人氏によると、プロジェクトを始めたばかりのときは、人々は産業界に任せたほうが効果が出るのではと考えていたが、しかし彼らは思い切って断固として市民自身の電力消費から始め、結果は相当な効果を達成でき、余剰電力も売りに出せる状況にまでなった。このように、過去このプロジェクトを期待していなかった人々も、彼らの理念を認め賛同している、並びに自然エネルギーはいつか主要なエネルギーになるとの楽観的な態度をとっている、と述べた。 

蘇主席は、東京江戸川第一発電所は一見すると、規模は小さいように思うかもしれないが「しかしこれは一つの変化だ」と述べ、極端な異常気候の後、人類は環境保護に対して基本的な認識を持った。日本の福島原発事故の後、より多くの人が原発エネルギーに懸念を示している。東京江戸川第一発電所の市民による「現地発電、市民参加」行動、太陽光発電は自給自足というだけでなく、余剰電力を売ることが出来、売上金を参加市民に還元し、「発電の現地化」「発電民主化」を実現している。規模は小さいが、これが正しい方向であることがわかる。これは重要な始まりである、と述べた。 

蘇主席は、知るところでは日本北部は幾つかの風力発電所があり、江戸川のような小型の発電所は日本全国に約100個ある。主席は、台湾の屏東県の曹鴻縣長が「八八風災(200988日を中心に、台風によってもたされた台湾南部の大きな被害)」の後、「発電と地下水を貯める」計画を作り、林辺地区が地盤沈下のために魚の養殖ができなり、畑を耕すことも出来なくなった土地で、「電気作り」を行ったことを説明した。この計画は目下のところ、面積は43ヘクタールに達し、参加した農民は太陽光発電で生計を立て、以前の耕作や魚の養殖業よりも安定した収入を得ていると話した。
 
蘇主席は、まじめに正しい理解をもてば、必ずしも原子力で発電しなくてもよい。正しい理解をもてば、現在生活に必要な電力を満たすことができるだけでなく、子々孫々暮らす環境を破壊せずに済む。東京江戸川第一発電所から、「民衆の自覚が非常に重要だ」ということがわかる、と述べた。主席は、民進党は30数年前に既に「脱原発」の核心的価値を堅持し、党綱領に明確に記載したほか、2002年の執政時には、環境基本法を採択し、脱原発国家建設を決めた。今年は、民進党は脱原発推進法を国会で提案発動し、同時に台湾の人に力を合わせて第四原発建設反対の国民署名運動を呼びかけていく、と語った。
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1 コメント:

yehkh さんのコメント...

DPP 頑張れ

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