2013年2月1日金曜日

民進党蘇貞昌主席が米国在台湾協会Raymond Burghardt理事長と会見



米国在台協会(AITRaymond Burghardt理事長が1日民進党蘇貞昌主席と会談し、台米関係と東シナ海の議題について意見交換を行った。会議で蘇貞昌主席は、訪米の計画を明らかにした。

Raymond Burghardt理事長は先ず、民進党と米国在台高官が密接な交流を保ち、同時に民進党がワシントンに代表処を成立させることに対し、歓迎の意を表した。蘇主席は、民進党はアメリカ各界の人々との友好を重視しており、最近はリーサ・マーカウスキー上院議員及び下院議員外交委員会のロイス主席の訪問団と会談を行ったことを伝え、米国の台湾に対する関心に非常に感謝する、と述べた。そして、米国との関係を強化するため、民進党は現在駐米代表処の準備事務所を設立させ、ワシントンDCの方々との交流に期待していると語った。  

台湾と米国の安全方面での協力について、Raymond Burghardt理事長は、民進党が台湾の国家安全を優先し、国民党とともに国防予算を支持していることについて賛同を表明した。蘇主席はそれに対して、彼が行政院長のときは、国防予算はGDP2.75%だったが、現在は及ばず、また、現在は軍の志願制を推進している。予算は明らかに不足しているとし、有効な抑止力を確立し、民進党は台湾の安全を守るため台湾の国防を支持しており、十分な予算の確保に賛成していると述べた。 

東シナ海の情勢については、蘇主席は、台湾政府は公務船を送って尖閣諸島運動家の護衛を送った。これはいらない緊張を引き起こすだけである、と述べ、過去に中国は尖閣列島に介入することができなかった。しかし現在は台湾を通じてこの地域に手を出し、このことで更に台湾の主権をも主張している。よって、台湾のこの地域での戦略的利益のためにも、尖閣諸島の議題において、絶対に中国と歩調を合わせてはいけない。米国と国際社会が平和を期待する中で、東シナ海の議題が深刻化することは避けたいことだ、と述べた。民進党は、執政時に漁権を守る事を第一とし、日本と10数回の漁業交渉を行った。一方で国民党政府は、最近2回目の会談が行われるのを目前に、全家福号の上陸事件を起こして、日本の会談の意思を弱めることになった。尖閣諸島周辺海域は、台湾の伝統的な漁場であり、過去私たちと日本側は漁民の生計を守るという黙約があった。しかし、もし漁船が漁獲目的でなくこの地域に入れば、日本との緊張を引き起こすことになる、と懸念を示した。 

蘇主席が、今年5月の訪米し駐米代表処成立儀式を主宰する計画があることに話が及ぶと、Raymond Burghardt理事長は歓迎の意を表明し、次回は蘇主席をワシントンでおもてなしすることへの期待を表明した。 

会談は、民進党の駐米代表釗燮と劉世忠国際事務部主任の同席のもと、1時間近くにわたった。会談終了時に、メインゲストと米国在台湾協会職員に「百業豐盈」の一元紅包が記念として贈られた。


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