2013年2月28日木曜日

228追悼デモに参加 蘇主席 台湾の人々に「自分のことは自分で決めよう」と呼びかける



 
民主進歩党の蘇貞昌主席は28日、台湾国家聯盟主催の「二二八66周年追悼・3月の虐殺を忘れるな」デモに参加した。蘇主席は挨拶で、60数年前、外来政権である国民党はこの土地の人々に圧制を敷き、「二二八」の日にこのような重大な歴史的悲劇を発生させるに至らしめた。人々にこの歴史の教訓を忘れないよう、「自分のことは自分で決めよう」と呼びかけ、自覚と自立のみが、外来政権の高圧的な統制から解放されることができるのだ、と述べた。 

蘇主席は、事件発生前、多くの素朴な台湾人が国民党に期待を抱いていたが、「二二八」事件によって人々は希望から絶望へと落とされ、更に台湾人を憤激させたのは国民党政権が事件後の3月に「粛清」を実施し、多くの台湾の政治エリートを殺害したことだ、と語った。台湾人は統治者に対して恐れを抱き、国民党は更に高圧的な統治でもって、長きに渡って戒厳令を敷いてきたのだ、と述べた。

蘇主席は、我々は歴史の教訓を忘れてはならないし、更にいつも、自分のことは自分で決めるということを思い出さなければならない。なぜなら「自立し強くなることで、もう2度と外来政権に統治をさせないのであり、台湾人は完全な自主権を持つことができるのだ」、と述べた。この歴史の教訓については、将来は努力が必要となってくるかもしれない、と語った。第一は、「二二八」の受難者の賠償については、税金から賠償されるべきではない。これらの罪を犯した国民党、その党産から賠償するべきである。第2は、二二八事件の真相を明らかにし、教科書に記載することである。何が正しく何が間違っているのか、分別がつかず、はっきりしないというのはいけない。現在多くの若者が「二二八」に何が起こったか理解していない。それどころか、国民党を民主政党だと誤解し、国民党が過去高圧的手段で台湾人を統治していた独裁政党だということも知らないのである。「第三に」、蘇主席は、台湾人は自覚しなければならない、と述べた。自分たちの土地で自分たちの力で自立し、強くなることで、統治者に分裂させられたり、統治者に脅され迫害されたりすることも起きず、不公平で正義のないことが2度と発生しないのである、と語った。

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