2013年4月10日水曜日

民主進歩党第15期31回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は10日第1531回中央常務委員会を開催した。游錫堃中央常務委員が会の議長代理を務め、蘇益仁所長から鳥インフルエンザ(H7N9)について、林正義教授から北朝鮮情勢についての報告を受けた。游錫堃は、グローバルの時代において、国と国の係わり合いが密接になり、防疫は国境がなくなった。どのような疫病の流行も国内にとどまるものではない。現在H7N9の流行状況から推定すると、流行発生から既にある程度の時間が経過していると考える。しかし中国は再度この疫病の流行状況を隠そうとしている。游錫堃は中国に対し、SARSの教訓を忘れず、他の国々に確実に疫病流行の動向を知らせ、各国と情報を共有し、共同で鳥インフルエンザの流行を防止する努力をしようと呼びかけた。

游錫堃は、中国は3月にH7N9の疫病流行が始まったが、中国は両岸医薬衛生合同協議に従わず疫病流行を台湾にすぐに伝えていない。両岸協議の署名を形だけのものにし、少しも実効性がないことに、我々は不満を表明する、と述べた。そして、中国に対し協議を遵守し、疫病流行に関する関連情報を積極的に台湾に伝えるよう求めた。

游錫堃は、現在H7N9はまだ人から人の感染が確認されておらず、人々は過度にパニックになる必要はない。しかし政府は防疫準備をしっかりする必要がある。両岸の往来の程度が、既に10年前のSARS流行時よりも多くなっている現在、政府は防疫のしくみを国家安全級にまで高めて、中央と地方が密接に協力し、部門を越え各々準備に取り組むことで、疾病流行を台湾で未然に防がなければならない、と述べた。

そして、游錫堃は、北朝鮮に冷静を保ち、対話で紛争を解決するよう呼びかけた。結局はどのような挑発的な行為も朝鮮半島の平和には役立たないし、北朝鮮が国際社会に仲間入りする助けにならない。そして、アジア太平洋地区の大国として、また北朝鮮の盟友として、北朝鮮に大きな影響力を持っている中国に対し、朝鮮半島の緊張情勢において影響力を発揮し、北朝鮮が平和の対話の道へ導き、東北アジアの緊張情勢を緩和し、地域の平和のために実質的で有意義な貢献をするよう呼びかけた。


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