2013年5月15日水曜日

民主進歩党第15期第35回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は15日、第15期第35回中央常務委員会を開催し、フィリピンの公務船が台湾の漁民を射殺した件について、中央常務委員会は、我国政府がフィリピンに謝罪と、関係者の処罰、賠償と漁業権の話し合いなど4つの事項を要求したことを支持するとした。党主席の蘇貞昌は、もしフィリピン政府が具体的な返事をしなかったら、民進党は進んで政府の後ろ盾となって、フィリピンに対する関連した制裁決議と、必要に応じて強い制裁手段をとることを支持すると述べた。 

蘇主席は中央常務委員会後談話を発表し、フィリピン政府のやり方は非常に不満であり、謝罪にも誠意がなく、関係者の処罰も消極的で、賠償も具体的ではない。主席は、続く対応は、人々と政府を分けるべきであり、普段から防衛と緊急対応が両立する原則を定めておかなければならない、と述べた。 

蘇主席は、長い間台湾人とフィリピン人は互いに友好的で、貿易、観光も多く、在台のフィリピン労働者、看護士もとても多い。国民に、この事件を理由に台湾にいるフィリピン人に非友好的な行動を取ることのないよう呼びかけた。

「しかし、フィリピン政府に対しては追究と要求をしなくてならない」と主席は述べて、事件はフィリピン軍警察の不当な措置によるもので、フィリピン政府は台湾政府、台湾人民、特に被害を受けた家族にしっかり釈明をしなければならない。政府とフィリピン側の交渉は「素早く、厳しく、的確に」し、対応は迅速にしなくてはならない。責任を取らせる事項は的確でなければいけない。厳しくというのは、つまりプレッシャーをかけるということである。主席は、もしかすると政府の現在のやり方には少し期待とのギャップがあるかもしれないが、しかし今は一致団結して外敵に対抗するときだ。民進党は政府を全力で支持すると述べた。  

蘇主席は、平素からの防衛と緊急対応の両立原則について、政府の平素からの国防、特に海岸巡防署、海軍の配備、演習訓練と人手の確保を予算を組まねばならない。明確な緊急救援体制を確立することで、我国の漁船が先方から追いかけられたとき、すぐに救援に赴くことができるし、怪我人がいたら、すぐに搬送できるのである。これは平素からの準備によるもので、「万が一事件が発生したとき、艦艇はその近くにいるべきであり、抗議に行っているのではない」との考えを示した。 

蘇主席は会議での挨拶で、先週木曜日中国事務委員会の第一回会合で、委員全員が出席し順調に会議が開催されたことに触れ、コミュニケーションと討論のプラットフォームが動き出したことに、再度感謝の意を表明した。主席は、会議の雰囲気良く、討論も熱気があり、これは党内の中国事務についての討論が 始まったことであり、引き続き党内の参加を広げていき、執政県の県長、市長、立法委員、オピニオンリーダーなどの参加を促し、人々が共に討論し、共同認識を形成し、一緒に中国に向かっていこうと述べた。

 

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