2013年5月3日金曜日

自民党「日本・台湾経済文化交流を促進する若手議員の会」一行、民進党本部表敬訪問


     自民党岸信夫衆議院議員率いる「日本・台湾経済文化交流を促進する若手議員の会」は、4月30日午後、民主進歩党の中央本部にて表敬訪問を行った。民進党は蘇貞昌主席が自ら出迎えたほか、民進党政権時代の駐日大使・羅福全氏と許世楷氏、及び2月に蘇貞昌主席と共に訪日した民進党立法委員団幹事長の柯建銘議員、陳明文議員、蕭美琴議員、呉秉叡議員らも出席し、旧交を温めた。


   
     蘇代表は会に先立ち、2月上旬の訪日の際に、岸信夫議員が国会会期中の多忙な時期にもかかわらず、わざわざ面会の時間を割いて下さり、朝食会と日華懇談会の場で意見交換をして下さったことに対して感謝の気持ちを表した。当時蘇主席が話した2つの件-東日本大震災二周年追悼式における台湾代表の出席と台日漁業協定の締結が、双方の努力より共に実現できた、と述べた。主席はまた、4月28日に行われた山口県参議員補欠選挙での自民党の勝利に対し、岸議員にお祝いの言葉を述べ、選挙の勝利は岸議員が選挙区をしっかり管理している証であるほか、現在安倍内閣が国民に深く支持されていることを示していると語った。 自民党の訪問団はまず、蘇主席が多忙な中面会の時間を取って下さったと感謝を述べ、東日本大震災の後、台湾から巨額の義捐金と支援をもらったにもかかわらず、東日本大震災一周年の追悼式に台湾政府が適切な待遇を受けなかったことに対して遺憾の意を表明し、今年の二周年追悼式には台湾の代表に献花をして頂けたことを嬉しく思うと述べた。また、台湾漁民の尖閣諸島の近辺での漁業活動が保障される台日漁業協定が締結したことを喜んでいると語った。岸議員は蘇主席の選挙のお祝いの言葉に対しても感謝を述べた。


    岸議員は、今回補欠選挙が行われた選挙区は去年自分が参議員を務めた選挙区であり、責任の重大さを感じていたが、選挙の勝利でようやく一息つけたと語った。 また、訪問団は、今回台日漁業協定が締結できたのは、台日両国の親密な関係と厚い信頼関係があったからこそ実現したものだとし、両国の深い絆を保ち続けるためにも、自民党青年局国際部長の松本洋平議員が、現在7月に自民党若手議員たちが台湾で海外研修を行うことを企画していると述べた。また若手議員の交流のほかに、亜東親善協会に参加して留学生の交流を積極的に推進している議員もおり、訪問団の議員らは蘇主席及び立法委員に対し、今後の活動を支援して欲しいと述べた。  

   蘇主席は日本の国会議員が提案するスポーツと文化交流に大変賛同しているとし、かつて自分が行政院長を務めたとき、台湾で初めて日本の相撲の公演とプロ野球の試合が行われ、また、最近日本で開催されたWBCの試合で、日本の観客が「台湾、ありがとう」のプラカードを掲げて台湾チームを応援し、更に試合後台湾チームが退場する際に満場の拍手をしてくれたことについて、その画面が台湾人を深く感動させた、と語った。

    日本の国会議員もこれに応え、最近宝塚歌劇団が台湾で初めて海外公演を行ったことや、故宮博物館の収蔵品が来年東京と福岡で展示されることが実現したことについて、これは両国の努力による成果だと述べた。また蘇主席は、東京が2020年のオリンピック開催地に立候補していることに支持の意を伝えた。蘇主席は、もしオリンピックが東京で開催されることになれば、台日の地理的な利便性と両国社会の深い結びつきにより、必ず多くの台湾人が試合を見に行くだろうと述べた。

    双方は打ち解けた雰囲気の中、一時間ほどで会談を終了した。会談後岸団長は蘇主席に、日本の文化財である「江戸切子」を贈呈し、蘇主席はメンバー全員に台湾のパイナップルケーキを贈った。そして訪問団に対し、残りの旅でぜひ台湾のグルメや美しい景色を楽しんでくださいと語った。
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