2013年6月15日土曜日

民進党駐米代表処設立、蘇貞昌:これは良いスタートで、アメリカに台湾の声を聞かせよう


民主進歩党は14日午前、アメリカワシントン特区に駐米代表処(Taiwan Democratic Progressive Party Mission in the U.S.)を設立した。蘇貞昌党主席と民進党駐米代表の釗燮、並びに訪問団員が開幕式に出席し、蘇貞昌主席は挨拶で、台湾政府はワシントンに駐米機構があり、民進党もこうして駐米機構を設立した。国民党台湾駐米代表処がはっきり言わなかったり不完全なところには、民進党の駐米代表処は台湾の声を完全に表明するよう努力していく。一緒に台湾外交の努力をし、アメリカと台湾の関係が益々良好なものになることを希望している、と述べた。 

蘇主席は挨拶で、民進党は長い間アメリカとの交流や関係を重視しており、駐米代表処の設置というのはかねてからの構想であった。これで民進党がアメリカと交流し、コミュニケーションの機会を作ることができる。主席は、党主席就任後から、民進党駐米代表の設立に力をつくしてきたと強調した。主席は駐米代表処の周辺環境を紹介した。代表所の遠方右側にホワイトハウスを眺め、ワシントン記念塔、美しい公園がある。主席は笑いながら、「このビルは、こんなに大きくてこんなに立派である。この場所をよく選んだと思う。私はこのビル全てが民進党のものかと思った」と述べ、階を上ってやっと、小さな事務所の部屋が一つだということがわかった。しかし、駐米代表所の事務所は狭いが、「少なくとももう出来上がったし、今日我々は開所したのである」と強調した。 

蘇主席は、民進党が駐米代表所を作るのは、台湾のために努力するからで、アメリカとの関係を重視した上での努力の一つである、と述べた。駐米代表の最も主要な仕事は、アメリカ政府、議会とお互いに密接な連絡を取り合い、対話のしくみ、対話の機会を持つことだ。主席は、民進党が設立した駐米代表処は民進党を代表しているが、ワシントンにある国民党と対抗するためではない。台湾のために共に努力するためであると述べた。

主席は、レイモンド・バッガード理事長が今述べたように、我々も同じ価値を信じており、同じ目標を追究している、台湾は民主国家で、自由な社会で、民進党の最大の目標は台湾が永遠に安全、民主、自由と人権を有することである。 

米国在台湾協会のレイモンド・バッガード理事長、アメリカ在台湾協会のバーバラ・シュレージ執行理事、アメリカ商工会議所ロタ・ダニエルソン副会長、前国務院ジョン・タシク、陳文彦前FAPA会長及びワシントン台湾同協会会長丁弘彬などの来客が開幕式に参加してくれた。

駐米代表処成立のパーティの後、代表処の彭光理(Michael Fonte)主任は蘇主席らをラファイエット公園とホワイトハウスの見学に案内した。蘇主席は見学後、一つの大国を建設するのは容易ではない。十分な時間と空間が必要である、と感想を述べ、今日民進党はアメリカの首都ワシントンに駐米代表処を設立したが、これはスタートである。「良いスタートとなることを願っている」と語り、台湾の重要な民主パートナーであるアメリカに台湾の声を聞かせ、それを通じて全世界に台湾を見せよう、と話した。偶然にも、ニューヨークからワシントン特区に遊びに来ていた在米台湾人が蘇主席に声をかけ、彼女が蘇主席に、母親が台湾出身で屏東の人だというと、主席は同郷の人との偶然の出会いに、とりわけ喜んで言葉を交わしていた。

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