2013年6月6日木曜日

国防政策白書発表 蘇主席:民進党の国防と軍人重視を表す


新境界シンクタンクは6日、「新境界シンクタンク国防政策白書」発表記者会を開催した。民進党主席の蘇貞昌は挨拶で、民進党結党以降初めて、国防研究のためのチームを設置し、今日は4つの政策白書を提出した。民進党が、台湾の国防と軍人を重視していることを具体的な行動であらわしている、と述べた。

新境界文協基金会董事長を兼任する蘇貞昌主席は、同シンクタンク林萬億執行長、前国安会陳文政顧問委員、政策会釗燮執行長及び蕭美琴立法委員と共に、「民進党国防議題」、「中科院の進化と自主国防研究力の充実」、「権力と責任のバランスある国家安全会議」、「台米国防パートナー関係の新章節」など国防に関する政策白書を発表した。 

蘇貞昌は挨拶で、これは結党以来最初の国防研究のためのチームで、国防研究チーム成立後14回の会議において、これまで31名の退役軍人が民進党を訪れ、貴重な意見を提供してくれた。これは結党以降初めての軍人と政治家の協力関係であり、シンクタンクの国防チーム、立法院国防委員会、前政務官、社会各界のエリート、及び31名の退役軍人の皆さんに、この国防政策白書の討論の過程に参加して下さった事に感謝を表明する、と述べた。 

蘇主席は、今日発表した4つの国防政策白書は、国防全体のビジョン、国防科学技術、国安体制と台米国防軍事交流の見解を示すものだと述べた。主席は、国防政策は「物的人的両面のもの」であり、予算面からのみならず、設備面、価値観、制度、文化、態度から、国防や国軍及び国家全体の安全重視を表さなければならないとし、国家には国防が必要で、国防がなければ国家は存在しない。いざというときのために普段から備えておかねばならず、国家の平素の国防政策、概念、予算に至るまでが非常に重要で、「戦争が始まっていなくても、備えておかなければならない」と述べた。

蘇主席は、「3つの信」を国防建設のビジョンとし、第一に軍人が自信をもつこと、第2に民衆が信頼すること、第3に、友好国家が信用できるものであること、とし、こうすることで、台湾の国防は最強かつ揺るがない基盤を持てるのである、と述べた。蘇主席は、質の良い民主的な国防の統率と、社会の多方面の参加が必要条件になると強調した。

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