2013年8月1日木曜日

民主進歩党 第15期第45回中央常務委員会 プレスリリース


民主進歩党は31日、第15期第45回中央常務委員会を開催した。前農業委員会主任委員の李金龍氏を招いて、狂犬病の発生状況と防疫の進み具合についての報告を行った。立法院が両岸サービス貿易協定の実質審議を進めようとしていることに関して、林俊憲スポークスマンは蘇貞昌の談話として、馬政府は協議締結前に意思の疎通がなく影響の評価もしなかった。よって民進党は各産業と人々の声を十分明らかにし、影響評価を徹底的にするべきと主張している。

更に、民進党は条文、項目ごとに審査がなされるべきと考えており、不合理や不公平な条項は削除されるべきで、政府に再度交渉することを求めている、と述べた。 

蘇主席は今日の挨拶で、これまで第4原発国民投票案から大埔事件、サービス協議論争から軍隊における人権案に至るまで、公民運動が次から次へと起こっており、事を追うごとに強烈になってきている。これは人民の政府に対する不信任の表れであり、執政者に対する不満である。しかし執政者は立場の異なるものの声をデマとみなし、自分の政策を認めない民衆を政府の敵と考え、何度も人々を怒らせており、人々と反対の立場に立ち続けている。蘇首席は、政府が人々の苦しみの源になっており、総統が人々の不満を生み出しているというのは、国家の悲哀であり、国家の不幸である、と述べた。 

林スポークスマンは、国民の執政者に対する不満が日増しに深くなる中、民進党の責任は更に重大になっており、民進党は更なる誠意を持ってより積極的なやり方で人々の信頼と同意を勝ち取っていく必要がある、との蘇主席の考えを伝えた。蘇首席は、各公民運動の主体性を尊重するが、我々は結党時の初心と理想に忠実であるべきで、民進党の力を尽くして台湾を守り、人々の幸せのために更なる努力をしていく、と述べた。 

蘇首席は、狂犬病が台湾で全滅してから50年以上が経過し、ひとたび流行の情報が不透明で混乱するようなことがあれば、人々のパニックが簡単に引きおこされるとし、関連機構が疫病の発生状況を軽く見たので、今後は、発生状況の拡大を防止することと人々を安心させるため、政府に対し防疫のより積極的な取り組みを呼びかけた。これは以下のことである。1、関係部門を跨った横のつながり、連絡を確実にし、疫病の発生状況を把握する。関連部門は速やかに人と動物用のワクチンを十分用意すること。2、海抜の低い地域の野生動物と野良猫、野良犬の密集度、分布と数の調査を行うこと-「データを確実に把握することで防疫に役立つ」。3、疫病発生の状況を徹底的に透明化し、政府は十分国民に狂犬病と防疫措置について知らせること。十分な情報を与えることで、パニックを少なくし、動物を遺棄するという残念な事態が起きないようにし、防疫の困難と複雑さが増すのを防いでいかねばならない。    

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