2013年8月16日金曜日

タイアピシット前首相と会談、蘇主席 台湾の国際組織加盟支持をアピールする



民進党主席蘇貞昌率いるタイ訪問団は、16日午前国会でタイ民主党主席で前首相のアピシット氏と対談を行った。訪問団は国会議場に入り政治的な質問を行った。蘇貞昌主席はアピシット前首相に対して、将来タイが、台湾の国際経済貿易組織への加盟を支持してくれることを希望している、と述べたのに対し、アピシット首相は喜んで協力し支持をする、と述べた。

蘇主席は昨晩台湾の駐タイ代表処主催の晩餐会に出席し、タイ枢密院アムポン大臣とタイ国会台湾友好組委員長と面談を行った。16日午前、主席は民進党訪問団とアピシット率いる民主党国会議員、前タイ内閣閣僚と面会し、昼には民進党東南アジア党支部を視察した。これは民進党東南アジア支部が20008月に成立して以来、初めての現任主席の訪問となった。

蘇貞昌主席は先ず、アピシット前首相に国会会期中の面会に対し感謝を表明し、互いの政党間の協力や東南アジア地域の経済貿易の議題について意見を交換した。蘇貞昌主席は、民進党とタイの民主党はアジアリベラル民主評議会(CALD)の創始メンバーで、20年来両党の交流は密接で、執政の経験も持ち合わせている、と述べ、今後も民主と自由を基本的価値とし、地域平和及び両国間の経済貿易の往来に貢献していくことを期待している、と述べた。

蘇主席は、会談後インタビューに応じ、主席とアピシット前首相は共に、タイ、台湾のような中型もしくは小型経済国家は、大国にコントロールされないようにするための経済貿易戦略を立てるべきだとの認識を持ち、双方が台湾、タイの間の協力関係と貿易の往来を強化することを承諾したと述べた。そして、台湾の国際経済貿易組織への加盟にタイの協力を期待していると伝えたのに対し、アピシット前首相は、タイ民主党は喜んで協力し、支持すると述べたことを明らかにした。

蘇主席は、アピシット前首相は経済と民主発展中の国家が抱える各テーマに憂慮を示し、互いに、開発途上国は経済発展のほかに、やっと手にした民主の成果をどのように維持するか、ということも非常に重要な課題である、との共有認識を持ったと述べた。このほか、蘇貞昌主席は目下の国際情勢、特に中東、エジプト等の国政治危機について見解を示し、民進党も、台湾が一党独裁の環境であった当時、多くの国際的な関心と支持を得て、台湾の民主化が助けられたとし、現在のエジプト等の国家で発生している状況は、大きな国際的な関心を引き起こしているが、「アジアリベラル民主評議会のような組織を通じて、我々が世界各地の人権迫害、民主迫害事件に関心を持ち、地域平和、人権を促進し、世界をよりよいものにしていこう」と述べたことを明らかにした。

 蘇主席は、6月に民進党がアメリカを訪問した際に、主席はアメリカ側に安定した経済発展が社会と地域の平和に貢献するとし、これにアメリカも同意したと述べた。蘇主席とアピシット前首相は東南アジア経済体の経済貿易の将来についても意見を交換し合った。



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