2013年9月11日水曜日

民主進歩党第15期第49回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は11日第15期第49回中央常務委員会を開催した。台北大学陳耀祥教授を招いて「9月政争の憲政危機」の報告が行われた。林俊憲スポークスマンが中央常務委員会の決議を以下のように述べた。 

一、特別捜査組は、違法で職権を濫用したやり方で国会と野党のリーダーに対して長期の政治電話盗聴を行い、捜査中のケースを馬総統に報告し、総統の政敵を攻撃する道具にした。検察総長の黄世銘は即時停職し調査を受け、法律の責任を追及されるべきだ。

二、特別捜査組は既に存在の正当性を失っている。民進党は立法院団の法律修正を推進し、特捜組のような特殊な検察組織を廃止するよう求める。

 
三、馬総統は、司法を踏みにじり、公然と国会事務に介入し、国家憲政の重大な危機を引き起こした。民進党は最大野党として、必要な一切の行動をとり、国家運営を再び憲法の下に取り戻す。

林俊憲スポークスマンは、陳耀祥教授の「9月政争の憲政危機」と題した報告の内容として、馬総統が権力分立を無視し、公然と国会に介入したのに加え、国家権力を濫用し、司法を掌握し、台湾憲政の重大な危機を招いた。今回は総統が国民党内部の闘争を引き起こし、「憲政を乱し、人権侵害」にまで及んだとし、民主進歩党が積極的に台湾の民主を守る肝心な役割を果たし、国民党の独裁体制再来を防ぎ、特捜組のような特務機関を廃止し、司法改革を進め、外部監督の仕組みをとりいれるなど、検察の職権乱用の違法行為を阻止しなければいけない、との陳教授の意見を発表した。 

林スポークスマンは、中央常務委員会後のインタビューで、台湾の人々は、馬総統が引き起こした「国民党9月政争」の過程で、総統自らが憲政秩序を乱す不法な手段で違法に権利を拡大したのを目にした。馬総統は捜査中のケースで、職権乱用で得た電話盗聴の資料を用いて、審判されていないのに判決を出し、罪状をでっち上げて、国民党の国会議長と闘争を繰り広げた。馬総統は、司法を政敵をやっつけるための道具とし、憲法上で自分を監督できる国会に対して政治闘争を引き起こした。「三権分立という憲政を壊し、行政が立法、司法を凌駕する行為を行った」。これは憲政を乱す厳重な行為であり、民進党は馬総統がこの憲政危機の責任を取り、また違憲や職権乱用の疑いについて国民にはっきりと説明するべきである、と述べた。

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