2013年10月11日金曜日

党派を超えて倒閣を支持する事を呼びかける:蘇貞昌:馬総統に国民の審判を見せつけよう



民主進歩党主席の蘇貞昌は11日午前立法院に赴き党団大会に出席し、全党団立法委員の同志と共に「民主のために行動し、国民のために倒閣する」記者会を行った。蘇主席は、「民主国家の総統や内閣は、もし嘘や司法干渉、違憲行為のどれかひとつでも行えば、辞任しなければならないのである。現在7割の民意が馬総統と江院長が不適任であると考えている。民進党は今日、国民に代わって不信任決議案を提出し、全ての立法委員に民意の側に立つことを呼びかけた。党派を超えて民意を表し、馬総統に国民の審判を受けさせよう」と述べた。

蘇主席は、馬総統執政後この5年間、国家は滅茶苦茶となり、経済の悪化、生活苦、社会不安が広がってきた。そしてその状況は日に日にひどくなってきている。昨日の国慶式典でメディアが注目したことは、経済や生活に関する政策ではなく、馬総統と王立法院長が何度握手をしたかであった。これは前例のないことである。民主国家は三権分立の憲政ルールを守るべきなのに、我国の総統は先頭に立って憲政を乱し、党紀を利用して国会議長を辞めさせようとし、記者会見を開いて国会議長を侮辱したのである。蘇主席は、「民主国家ではこのようなことはありえない」と述べ、総統ともあるものが、官邸で検察総長、行政院長を呼び、司法干渉を行って、個別のケースに関与した。「好き勝手に検察総長を呼ぶということなど、民主国家では全くありえないことだ」と述べた。

主席は、この1ヶ月の国会での質疑によって、国民は次第に、真相が常識離れした深刻なものであることがわかった。しかし馬総統、江院長が、それでも嘘をつき続けているのを見せつけられてきた。主席は、民主国家では、総統や行政院長がもし嘘を言うとか、司法干渉や違憲好行為を行うなら、そのうち一つだけでも、辞任なのである、と述べ、我々の総統と行政院長が結託して共犯となり、何度もこのような行為に及んだため、7割以上の民意が総統と行政院長を不適当と考えたのだ、と述べた。

「昨日の炎天下、国慶節式典の外で、民進党は四方から発せられた民衆の抗議の声を聞いた」と述べ、蘇貞昌主席は、民進党は先月、タイミングを捉えて憲政行動を起こすという決議を採択したが、今日党団は国民に替わって不信任案を提出し、馬総統に国民がこの政府に不信任を突きつけている現実を見せるのである、と述べた。憲政の手順に従って、各党派及び無党籍の立法委員は全国で最高の民意代表者となることができるのであり、人々の立場に立ち、党派に関わらず共同で民意を示し、不信任決議案を成立させ、馬総統に人々が下した審判を見せつけるのである、と述べた。

記者会見終了前に、党団全員が「憲政体制を守り、江宜樺を辞任させる!」と声を上げ、国会で倒閣案を採択させる決心を表明した。

民視の記者が、昨日馬総統が演説で両岸は国際関係ではないといったことについて、民進党は受け入れられるか、と尋ねたのに対し、主席は「受け入れられない!」、と厳しく述べ、国家があって総統、国家元首が存在するというのに、もし馬総統が国家を代表しないなら、昨日の式典は何の身分で台上に上がったのか。中国は建国60年を過ぎ、台湾と中国の間がもし国家関係でないというなら、どういう関係なのか?特に馬総統は選挙のときに何度も公に国家の主権独立を認めてきているというのに、「なぜ当選後、演説で総統の口からこのようなことが発せられるのか」「なぜ選挙のときにそう言わなかったのか」、と述べた。そして、このことからも、馬総統は票を騙し取り、嘘を言ってきたことがわかるとし、「馬総統は国家元首の責任を背負っているのであり、しっかり総統の職責を果たすべきだ。2度とこのような過ちを起こすことは許されないのである」、と述べた。

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