2013年10月23日水曜日

民主進歩党 第15期第55回中央常務委員会 プレスリリース


民主進歩党は23日第15期第55回中央常務委員会を開催した。国際事務部劉世忠主任より「国際社会の九月政争に対する反応」の報告が行われた。今日の常務委員会では、2014年の新北市長出馬指名委員会メンバーとして、賴清德、高志鵬、秉叡等3名の常務委員が選出された。

党主席の蘇貞昌は今日の会議挨拶で、食品安全と人々の生活は切り離せない問題であり、13度の食事を安心して食べられることは、政府の最も基本的な責任である。しかしここ数年来、台湾の食品安全は問題が噴出し、2008年以来、毒粉ミルクから可塑剤、最近の毒入り澱粉、毒醤油、毒入り食用油に至るまで、人々は食品安全に対する不安にさらされ、悪質な食品が国民の命や健康を脅かしている様子は、国家のイメージにも傷をつけている、と述べた。

蘇主席は、立法委員が国会で明らかにした事実から分かったこととして、政府は去年既に油に問題がある事を知っていたのに、行動をとるのが遅く、その後の対応も遅れていた。どれも、政府の怠慢、無能、職務怠慢を示している、と述べた。責任者の責任を追及するほかに、悪質なメーカーを処罰し、政府は具体的な行動を採るべきであり、粗悪な食品を根絶することが必要だ。それを口だけで言うのではない。事件発覚後に何度も会議を開いたり、宣伝したりという誤魔化しだらけのやり方では、問題は全く解決しないのであり、民衆の生活も依然として不安のなかにある。「我々は政府に即刻、明快に、今回の危機解決に責任を負う事を厳しく要求する」、と述べた。

国際部劉世忠主任の報告の後、蘇主席は、「9月政争」の発生から今日まで、国際社会、国際メディアや有名な海外の学者、専門家からこの事件と台湾の政局に対して多くの意見が出ており、馬英九、江宜樺及び検察機構が台湾の民主主義を汚した不適切な行為について関心を示していると述べた。又、 「自由主義インターナショナル」(IL)の執行委員会が先日台湾の国会が権力濫用で盗聴していたことに対して驚きを表明し、台湾の政府に司法の独立、三権分立、及び全面的に現行の盗聴制度を検討することを呼びかけたとした。

蘇主席は、台湾の民主憲政が、馬英九などの政争によって国際的な憂慮を招き、台湾の民主主義が後退し、恥をかかされたことについて、国民は馬総統と江内閣に不満がより強くなったと述べ、民進党は馬英九、江宜樺に公開の謝罪と、検察総長が責任を取って辞任し、不法に職権乱用を行った関係者を厳重に処分することを要求する、と述べた。


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