2013年11月6日水曜日

張懸さん国旗事件 民進党青年部は、中国の若者に理性的かつ理解ある対応を呼びかける


我国のシンガーソングライター、張懸さんが英国マンチェスター大学でコンサートを行った際、ファンが台湾の国旗を掲げて自分は台湾から来たと紹介したところ、中国籍の学生に“no politics today”との強烈な反発に遭った。民進党青年部はこれに対し、中国の若者に理性的かつ理解ある対応をするよう呼びかけた。 

青年部の張基長主任は、まさに張懸さんが言ったように、私も、これまでどこかの国の旗を見たからといって失礼なことをされたとか不愉快な気持ちになったことはない。どういった場合でも、自己紹介はするし、自分はどこから来たかということや、自国の国旗も紹介するであろう。これは極めて当たり前のことだ。観衆の中国人留学生の言う、“no politics today”という言葉自体が、芸術よりも政治的なものである。
青年部副主任の周修はまた、コンサートは単に音楽を楽しむいい機会であるのに、中国人留学生自身のイデオロギーが騒ぎを引き起こし、更に中国のネットユーザーによるインターネット上での非理性的な言葉の攻撃へと繋がっていった。張懸さんは年末の北京公演を中止する可能性もあると聞いている。周副主任は、国旗の問題は国際的な場面で初めて起こったことではないとし、授賞式などでも、中国人に台湾国旗を取り上げられたケースもある、とした。なぜ何度もこのようなことが起こるのか?政治の要素以外、最も根本的な原因は理性と理解が欠如しているからではないのか、と述べた。

張基長主任は、国籍を問わず誰でも、海外で自国の人や物を見たら、親しみを感じるし、故郷の特色や風土を誇らしく紹介するであろう。中国の人もきっと同じではないのか。中国の若者は良く考えてみてよいのではなかろうか。台湾のシンガーソングライターが、なぜこのように自国の国家と国旗を大事にしているのか。世界の人たちが誇らしく祖国や国旗を紹介することが出来るのに、なぜ台湾だけが中国に対して隠したり逃げたりしなければならないのか、と述べた。 

張基長主任と修副主任は最後に、張懸さんが今回の過程で、平和的で尊厳を失わず自分の考えや見方を述べたことに最大限の支持と敬意を表す、と述べ、同時に中国の若者に、相互理解と尊重が交流の第一歩であり、理性と理解が善意を示し続ける根本である、と呼びかけた。もしお互いが相手の国旗や故郷を世界に紹介することに対して、平常心を持って見ることが出来れば、互いの衝突は少なくなり、互いの違いを理解する機会が増えるはずだ、と語った。

Share/Bookmark

0 コメント:

コメントを投稿