2013年12月25日水曜日

民主進歩党第15期第63回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は25日第15期第63回中央常務委員会を開催した。中央党本部釗燮執行長により「2013年馬政府年末評価:馬政府に対する人々の不満ベスト10」の発表が行われた。報告を聞いた後、蘇貞昌主席は挨拶で、党一丸となって来年は一層の努力をし、2014年の地方大選挙で勝利を獲得し、民進党の政権復帰への重要な一歩を踏み出そう、と呼びかけた。 

25日、民進党2013年最後の中央常務委員会で、蘇主席は先ず常務委員に対しこの1年一緒に奮闘努力してきたくれたことに感謝を述べた。主席は、この1年は国家の情勢が不穏となり、人々の生活は一層苦しくなり、経済は低迷し、総統が先頭にたってトラブルを起こしてきた。現在馬総統の不満足度は既に75%にも達している。民進党は再度政権に復帰する努力を行っており、執政時の経験から学ぶことは避けられない課題であった。よって今年の8月には4日間を費やして、19回の「8年執政検討会」を開催した。ここにいる游錫堃、謝長廷前院長、党内同士の参加と協力に感謝する。このような自己分析を経て、民進党は過去を振り返って未来を描き、慎重な姿勢をとる一方で、我々の政治の成果と自信を人々に見せてきたのである、と述べた。

蘇主席は、民進党が台湾を世界に導き、両岸を安定させる能力があるということを人々に信じてもらうのは、長く困難な道のりである、と述べた上で、今年民進党が世界に大きな一歩を踏み出した際、協力してくれた仲間に対して感謝の言葉を述べた。蘇主席は、今年は訪問団を率いて、アメリカ、カナダ、日本、シンガポール、タイ、フィリピンなどを訪問し、6月には駐米代表処を開設し、アメリカとのコミュニケーションの橋渡し、台米関係強化、アメリカの理解と信頼を得るために、釗燮氏を駐米代表として派遣した。このほか、民進党は中国とも積極的に自信を持って向き合うとして、59日に正式に中国事務委員会を始動させ、1226日には第9回目の対中政策拡大会議が開かれることとなっている。拡大会議にはこれまで累積600名以上の参加があり、多岐に及ぶテーマを広く深く討論してきた。このことが民進党の核心価値と基本立場を同時に強固なものとさせ、一層実務的な態度でもって中国と向き合い、挑戦に臨み、台湾を守る姿勢を示すことになった、と述べた。 

「今年はまた多くの公民運動が起こった1年であった」、とし、メディア寡占反対から軍の人権確保、第4原発の不当な国民投票阻止、両岸サービス貿易協定に対する厳しい審査など、民進党は終始人々の立場に立ち、どの公民運動にも参加をしてきたと述べた。蘇主席は、立法院民進党団のメンバーの奮闘努力に感謝を表し、こうした努力によって幾分かの成果が見られたと述べた。民進党は長い間世論調査を行っているが、2013年の第一季から、民進党支持基盤は安定して35%前後を保っており、4季連続して国民党陣営を2%以上リードしている。これは民進党が一丸となって努力してきた結果であり、民進党の政権復帰へ向けての確実な基礎を築き上げてきたことだと述べた。

蘇主席は、この1年来の仲間の奮闘に感謝をし、「2013年は既に過去のものとなろうとしている。一緒に新しい2014年を迎えよう!」と述べた。そして、来年の七合一全国地方選挙で、民進党は六都市のうち3都市以上の勝利を目指し、県市長の半数、県市議会議員、鎮市長、代表、村里長で議席を増やすことを目指すとし、「共に努力し民進党政権復帰の重要な第一歩を踏み出そう。2014年地方大選挙で勝利を獲得しよう」と述べた。 

呉執行長による「馬政府に対する今年の不満ベスト10」の報告を聞いた後、蘇主席は、この報告から、馬政府の問題は政策が無能だというだけでなく、総統が人々の苦しみに無感で、人々の不満の根源であったことがわかる。馬政府は有効な経済政策も打ち出せず、人民の生活の改善も出来ず、電気、ガソリンのダブル値上げ、ガス代の値上がり、物価、不動産、失業率上昇を放置し、人々の生活は苦しくなっていった。総統は、人々の安全を脅かす原発、食品安全、水害対策、国土安全に対してもやる気がなく怠慢であった。この1年、我々は総統が人々の暮らしや経済を改善させようと努力している姿を見ることがなく、見たのは政争に勤しんでいる姿ばかりであった。こうであるから、行政院は空転し、各部署は機能せず、役人の失態や失言が相次いだのだ、と述べた。 

蘇主席は、執政の目的は人々の生活改善であり、政治は人民の幸福を追求するものである。人々を幸福に出来ないような政府に存在価値はない。民進党は、厳正に総統に対して人々の暮らしの改善に重点を置くことを求め、不適任な各機関のトップを即時交代させ、人々の生活に負担を与える政策を改め、人々が息抜き出来るような余裕を与えて、国家の進歩のきっかけを作るべきだ、と述べた。

 

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