2013年12月12日木曜日

蘇貞昌主席が日本の国会議員と会見  来年の七合一選挙で必ず勝利する決心と、台湾が主権独立国家である現状を重ねて表明する


 
民進党蘇貞昌主席は12日、民進党本部を訪れた日本の民主党国会議員団と会見した。蘇主席は議員に対し、民進党が来年台湾で行われる七合一地方選挙(7つの地方自治選挙)で必ず勝利する決心と、台湾が主権独立国家である現状を重ねて表明した。

日本の民主党国会議員団は、前原誠司元外務大臣を団長に、前防衛省副大臣長島昭久議員、笠浩史衆議院議員、 鷲尾英一郎衆議院議員 市村浩一郎元衆議院議員の5名の国会議員であった。民主党は去年の衆議院選挙で負けて野党となったが、今回の訪問では特に、蘇主席に対し来年の台湾での七合一地方選挙と、2016年の総統選挙の必勝戦略などを尋ねた。
 
蘇主席は、党内の世論調査によると、民進党は今年の年初から政党支持率が安定して国民党をリードしており、同時に、民進党執政の6つの県と市の統治成果が人々から高く評価されている。これは民進党が来年末の七合一地方選挙で勝てると自信を持っている重要な理由である。しかし民進党は安心してばかりはいられない。我々は早くから党内予備選挙を行い、団結を示し、立候補者に選挙準備の長い期間を与えているが、一方で、国民党は巨額な党資産を有し、票の買収やメディア操作を行う可能性があり、これらは、民進党が直面しなければならない挑戦だからである。もし来年の地方選挙勝つことができれば、民進党は2016年の総統選挙にも勝利し、政権復帰を果たすことができるだろう、と述べた。
 
蘇主席は、馬政府の誤った経済政策によって、人々は物価の高騰、ガソリン、電気代の値上げ、政府の食品安全不行き届き、馬政府の執政効率の悪さ、また国民党の中央から地方に至るまでの役人の汚職など、既に馬政権に失望している。民進党は良好なガバナンス、クリーンな選挙、経済の振興を進めていくことで、人々の支持を得ていくことを期待している、と強調した。

台湾海峡の現状と両岸関係などの話題に関連して、蘇主席は、台湾は既に一つの主権独立国家であると重ねて表明し、もしこの現状を変えるのであれば、2300万人の台湾人が国民投票で決定するべきである、と述べ、もし台湾が主権独立国家でないのなら、なぜ総統選挙があるのか?パスポートがあるのか?なぜビザを発行したり、自国の軍隊を持ったりしているのか?このような国家意識と国家アイデンティティは益々強くはっきりしており、馬政府の親中政策の影響を受けていないことである。国民党の最終的な主張は統一であり、これこそが現状を変更することである。これは他の国家にとっても、地域の安定と平和が楽観視できなくなる問題であろう、と述べた。

蘇主席と訪問団は一時間余り会見し、民進党執政期の前駐日代表羅福全氏、許世楷氏、並びに国際事務部劉世忠主任が同席した。

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