2013年12月31日火曜日

「人々の生活を守る者として-新年の3つの願い」


2013年の最終日、民進党蘇貞昌主席は「人々の生活を守る者として-新年の3つの願い」の文章をメディアに公開した。蘇主席は、民進党を代表して新年に3つのことを願い、それらがどれも実現することを期待している。1.経済の繁栄、物価の安定による人々の落ち着いた暮らし 2.第四原発建設停止、国土の安全による永遠に美しい台湾の維持 3.サービス貿易協定の交渉再開による、両岸平和、透明な付き合い、経済貿易の公平性、対等、互恵の実現。蘇主席は、民進党は人々の生活を守る者になることを志し、絶え間なく努力を続けることで、人々の期待と支持を決して裏切らないことを約束した。 

蘇主席「人々の生活を守る者として-新年の3つの願い」の内容は以下の通りである。 

年末となり、本来であれば新しい年を迎え、心を新たに頑張る時期でありますが、この一年、国家の情勢は不穏で、人々の生活は苦しく、経済は低迷し、皆が重苦しい気持ちになっています。
かつて私が申し上げたように、人々が安心して暮らせないことは政府の恥であります。総統の最大の責任は人々の暮らしを良くし、生活が日に日に改善されていくことであり、人々に将来に希望を抱かせることです。これが人々の期待に応えるということなのです。

遺憾なことに、過去一年、総統は経済に無策であり、政争に力を入れ、憲政ルールをも無視し、違法盗聴や政治目的の監視を行い、政争を引き起こし、政局の動乱を招きました。人々の苦しみに対し傲慢かつ無感覚で、生活面においては、ガソリン、電気、ガス料金の値上げを行い、人々の負担を重くしました。政策では、民意を無視し、不当な国民投票を強引に通そうとし、密室でサービス貿易協定を締結しました。人々に密接に関わる問題においては、メディア寡占や大埔農地問題、軍の人権問題、食品安全から国土保全にいたるまで、民意に従わず怠慢で、人々の反対側に立ち、国民がどこまで我慢出来るかを試してきたのです。これが人々の生活の最も大きな脅威の根源となっていました。

主政者の横暴、無感覚に対し、民進党はこの1年、常に人々の側に立ち、市民の力と共に闘ってきました。我々は第四原発建設再開の不当な国民投票を阻止し、密室のサービス貿易協定を無効にさせ、全ての項目を一度に許可させず項目ごとの審査を必要とさせてきました。メディア寡占反対から軍の人権確保、食品の安全強化など、民進党は国会でどれも厳しい審査を行い、法律制定を実現しました。総統は憲政を乱し、違法な盗聴資料でもって大義名分をかかげ、政争を発動したことを、民進党は最初の段階でこれは正真正銘の政治闘争だと指摘しました。このことで世論は総統の思いのままに操られることなく、政争から憲政の尊厳を守り、執政者の違法な行為とモラルの欠如を暴露してきたのです。

我々は本土政党であり、人々の生活を守るということは、民進党がこれまで忘れたことのない使命です。この一年間、我々は各地に赴き、人々と深く話し合い、人々の顔つきや話の過程から、人々の苦しみを感じてきました。善良で正直な台湾人は実際多くを求めているわけではなく、台湾人は昔から勤勉で、欲することは食べるのに困らないということと、次の世代に良い生活をさせたいということだけで、他の要求はないのです。

新年に臨んで、私は3つの願いの実現を心から希望しています。1.経済の繁栄、物価の安定による人々の落ち着いた暮らし 2.第四原発建設停止、国土の安全による永遠に美しい台湾の維持 3.サービス貿易協定の交渉再開による、両岸平和、透明な付き合い、経済貿易の公平性、対等、互恵の実現。

自由、安全、幸福な生活は人々に保障されるべきものです。それは執政者が全力で守り果たすべき約束でもあります。民進党は人々の生活を守る者になることを志し、絶え間なく努力を続けることで、人々の期待と支持を決して裏切らないことを、ここに約束します。おめでたい新年に際し、人々の安全と台湾のより良い将来を心から願います。

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