2014年1月15日水曜日

民主進歩党第15期第8回中央執行委員会プレスリリース



民主進歩党は15日、第15期第8回中央執行委員会を開催し、2014年彰化県、新北市、台中市の指名リスト、並びに雲林県、屏東県、彰化県、苗栗県県議会議員指名リストを採択した。民進党蘇貞昌主席は会議の後、民進党指名候補者の魏明谷、林佳龍、游錫堃らと手をつなぎ「当選」「頑張ろう」と声をあげた。蘇主席は、2014年は「南台湾を強化し、中台湾で勝利し、北台湾に前進しよう」という目標を必ず達成しなければいけない、と強調した。

蘇主席は中央執行委員会での指名後、魏明谷、林佳龍、游錫堃らとともに「2014年民進党新政」県市長候補者指名記者会見を開催した。彰化県県長候補者の魏明谷は、彰化県は六都ではないが、人口100万を超える大きな県であり、台中県市の合併に際しては、彰化県は人材、財政、税収のどれもが台中に飲み込まれてしまった。彰化県を周縁化させないためにも、将来は台中市長候補の林佳龍と協力して、北彰化を台中市の後方支援をする工業地域とし、南彰化を台中市の農業生産基地にしたい、と述べた。そして、彰濱地区と台中港を自由貿易区とし、県をあげて「観光産業化、産業観光化」に取り組んでいく、と述べた。そして、彰化県は民進党がこれまで負けることが多かったが、2014年は濁水溪を越えて、民進党の勢力を台中、彰化、南投でも開花させよう、「総統選挙に勝利するには、先ずは彰化で勝利することだ」と述べ、選挙の勝利に真剣に闘っていくことを誓った。

台中市長指名候補者の林佳龍は、指名の作業が終わったからには、責任を負わなければいけない。民主政治は責任政治であり、馬政府は民心を失い、人々は変化を期待している。この肝心な時を、民進党が台中を変え、台湾を変える重要な役割を果たす時にしよう、と述べた。そして、蘇主席及び民進党の指名において、特に党の制度と民主の原則を堅守したことに感謝を示すとともに、蘇主席が中台湾選挙対策総本部を設置し、党の力を台中に注ぐことを宣言してくれたことに感謝を表明した。林佳龍は、蘇嘉全前党秘書長及び共に指名候補選挙を戦った蔡其昌立法委員に感謝を示し、台中市長候補としての立派な役割を果たしていき、謙虚に党内の団結に努め、人々に感動をもたらしていくとした。そして、この肝心な選挙において、人々が民進党に機会を与え、共に台中を変えていくことに対する期待を表明した。

新北市長指名候補者の游錫堃は、民進党の新北市長候補者予備選挙期間中、順番に新北市の29の地区で市民の意見を聞き、政策を練った。游錫堃は、30年前若者が新北市に来た時、そこはチャンスに満ちたところであったが、30年後の今日、新北市の若者は成功の可能性を見つけられないと述べた。現在の若者は頑張っても一生家を買えないかもしれないし、結婚して子どもを持つ意欲がない。社会住宅は游錫堃が推進していきたい政策の重点であるとし、若者は国家の希望であり、当選後は全力で若い人たちが新北市で安心して暮らし、成功のチャンスを探し出していける政策に力を尽くしたいとした。そして、新北市民の人々とともに頑張っていく決意を表明した。

蘇貞昌党主席は挨拶で、「実力があればこそ、胸を張って推薦できる」と話し、現在の民進党執政県市長の実績は、どの調査機関においても優秀な評価を受けており、「民進党執政、品質保証」はスローガンではなく良い評判であり、仕事が出来る人に票を入れ、民進党の候補者に機会を与えて欲しいと述べた。「我々は、過去の執政の成果を将来の保証とする」、「利益を求めるのは人民のため。勝利を手に入れるのは国のため」、蘇主席は、そう述べて、民進党が選挙で勝利を求めるのは権力が欲しいからではなく、台湾を変えるという最良の機会を捉えるためだ、と述べた。年末の七つの地方選挙で、我々は「南台湾を強化し、中台湾で勝利し、北台湾に前進しよう」。蘇主席はそう述べて、民進党は責任ある態度で、既に十の県市長指名を終えたのであり、馬政府の執政がこのようにひどい時に、国民は票で持って鬱憤を晴らしたいだろう。そして、これが最も良いチャンスであり、馬政府を評価するときでもあるから、民進党を代表して、我々の指名した優秀な候補者にチャンスを与えてくれることをお願いする、と述べ、全力でベストを尽くすことを誓った。

蘇主席は、魏明谷について、彼は県議会議員を二期、三期の立法委員を務め、県政と県民のニーズを最も理解している。そして、最も優れた立法委員とも評価された。将来彰化の人々は、現在の彰化県長のようにがっかりさせられることを心配しなくてよい。「魏明谷は既に準備が出来ている。彰化県はこれから変わる!」と述べた。

蘇主席は、林佳龍は最も優秀な学歴を持ち、国安会の諮問委員、国民大会代表、立法委員を歴任した。以前台中市長選挙で挫折を経験したが、くじけなかった。台中に根を下ろして10年になる彼は、活気がない台中の政局を変え、新しい風と希望をもたらし、台中を本物の龍にさせられるだろう、と、推薦の言葉を述べた。

蘇主席は、游錫堃は最も困難な条件下においても惜しむことなく努力を続け、最後には人々の評価を得てきた人物だ。貧しい家庭で育った游錫堃は、当初国民党が全面的な阻止を行う中で省議会議員に当選し、その後も努力を重ね、素晴らしく創意ある成績を収めてきた、例えば宜蘭県の子どもフェスティバル、運動公園、宜蘭祭りなど、全てが游錫堃のアイデアだった。彼が行政院長の時には、雪山隧道を貫通させ、基隆河を整備し、員山子の洪水疎通工事など新北市発展のための建設を次々行ってきた。

蘇主席は、民進党がもし政権に返り咲くなら、南台湾と中台湾だけでなく、北台湾でも選挙で勝利しなくてはいけない。民進党が2000年に政権の座に着いたのは、1997年の地方選挙で12の県市長の座を確保し、その中には新北市の前身である台北県があり、当時の台北県長を游錫堃が務めていた。游錫堃は困難を突破する根気があり、当時私と一緒に政治の世界に入った仲間であり、最後に皆の評価を得て、新北市の選挙に勝利することを希望している、と述べた。

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