2014年2月5日水曜日

民主進歩党第15期第67回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は5日、第15期第67回中央常務委員会を開催した。会議では教育部が新しい高校学習指導要領を強行採決したことについて、蘇貞昌主席が3つの大きな違反を指摘した。それは「手順に背き、規定に背き、事実に背いている」ということである。そして、3つの具体的な行動を決めた。それには、民間団体と専門家を集め、今回の学習指導要領の調整が不当であり間違った歴史観であることを広く周知させること、並びに民間団体の抗議活動を支援すること、立法院団に教育部がこの学習指導要領を撤回させるよう求めること、民進党政権の県、市が一致した行動をとり、今回の改訂された学習指導要領の改訂内容を使用しないようにすること、である。
また、今日の常務委員会では2014年の桃園市長、新竹県長選挙候補者推薦事務小組、嘉義市長選挙調整小組の人選について決定がなされた。

蘇貞昌民進党主席は常務委員会で、教育部が今回新しい高校学習指導要領内容調整を強行採択したことは、3つの違反を行ったとし、(一)手順違反:今回教育部が急遽高校学習指導要領を改訂する過程は非常にお粗末であり、密室作業で事を進め、厳重な行政の手順違反を行った。(二)規定違反:検定済み教科書の使用期限は6年と規定されており、高校の歴史課では2011年に改定がなされ、2012年度から使い始められたばかりだ。採用から二年でまた改定が行われるのは頻繁であり、教師、保護者、学生の授業と勉強において困惑が生じるものである。(三)事実に違反。今回の学習指導要領は明らかに戒厳令時代の大中国史観に回帰するもので、客観的事実を無視している。脱台湾化という政治目的のために学習指導要領の改訂が行われている。

蘇貞昌主席は、長い間の努力によって、台湾はやっと政治のための教育という威権から抜け出したのであり、主政者によって再びイデオロギーを植え付けられることは認められない、と述べた。子どもたちの学ぶ権利が弄ばれてはいけない。民進党は子どもたちに誤った歴史観の教科書を学ぶようなことはさせない。民進党は、三つの積極的な行動をとっていく、とした。(一)民間団体と専門家を集め、今回の学習指導要領の改訂が不当であり間違った歴史観であることを広く周知させ、民間団体の抗議活動を支援していく。(二)立法院民進党団に次の会期が始まったら、立法院の手順に従って、教育部に今回の学習指導要領改定案を撤回させるよう求める。脱台湾化に反対し、強制的に中国史観を植えつけることに反対する。三、民進党政権の県、市が一致した行動をとり、今回の学習指導要領改訂内容を使用せず、2011年に採択された学習指導要領と教材を引き続き使用していく。

 

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