2014年2月27日木曜日

「民進党外交戦略の進展」ハンドブック発表記者会見



民進党は27日、「外交戦略の進展」ハンドブック発表記者会見を開催し、人々にこの2年の外交成果を報告した。   

国際事務部劉世忠主任は簡易報告の中で、ハンドブックは蘇主席が外交政策の主軸として掲げている「海外と繋がり、世界への関心を示し、民主平和を促進する」を基礎としている、と述べた。対米外交においては、蘇貞昌主席は選挙期間の約束を果たし、アメリカ、カナダへ赴き現地同郷の寄付によって、閉鎖して12年になる民進党駐米代表処を復活させることができた。代表処は今もしっかり運営されている。蘇主席は20136月にアメリカワシントンDCシンクタンク・ブルッキングス研究所でアメリカ側に3つのRの保証と主張を行った。それは、Responsibility・責任であり、民進党は再度政権に復帰する責任があるということ。Reconciliation・和解、民進党は両岸平和に力を尽くすということ。Re-balance・リバランス、民進党はアメリカに台湾政策についてのリバランスを呼びかけるということ、の3つである。近年のアジア太平洋の安全情勢の変化に対して、民進党は、平和で安定した状況が一方的に変えられることを避けるため、アジア周辺国家のパートナーとの関係を特に強化してきた。このほか、中国が主導するRCEPとアメリカが推進するTPPのバランスに鑑みて、民進党は更に東南アジアとの経済貿易外交を開拓する努力を行っていく。

劉主任は、脱原発は民進党の最も重要な政策の一つであり、ヨーロッパの大国、例えばデンマーク、ドイツ、イギリス及び非政府組織とのグリーンエネルギー政策における交流は、民進党が脱原発と代替エネルギー政策推進するにおいて大きな助けとなっている。政党外交においては、民進党はアジアリベラル民主評議会(CALD)の創始メンバー国家の一つで、自由主義インターナショナルのメンバーである。これらのプラットフォームを通じて、我々は国際及び地域における民主主義の発展を推進し、同時に台湾の自由民主を理解させてきた。2012年と2013年の自由主義インターナショナルでは、台湾政府に陳水扁前総統に保外就医を求め、司法の独立を保ち違法な電話監視を阻止することを呼びかけ、馬政府にプレッシャーを与え、立法院で通信の保証と監察法の修正をさせた。

民進党政策会呉釗燮執行長は、蘇主席のリーダーシップの下で、12年間閉鎖されていた民進党駐米事務処が再度機能し、アメリカ国会、シンクタンク、ワシントン政府への報告やコミュニケーションもうまくいっており、民進党とアメリカの関係は順調である、と述べた。また、先週はアメリカ合衆国下院外交政策チーム主席のエド・ロイスが訪問団を率いて本部を訪問し、台湾と民進党に対して大きな励ましをくれた。蕭美琴委員與邱議瑩委員はその際、民進党が歩んできた外交の歴史について誇りだと思うと述べた。民進党アメリカ南部支部の李席舟執行長は、海外の台湾同郷は民進党が2012年の総統選挙で敗北したことに一度は失望したが、蘇貞昌主席の訪米による説明を聞き、再度民進党の駐米代表処設置支持の募金に協力してくれた。これは民進党が再度リーダーとなって政権に返り咲き、台湾を世界の舞台で活躍させて欲しいという皆の希望の表れである、と述べた。

蘇貞昌主席は結びに、台湾は主権独立国家であり、「外交活動があるのは国家の証明であり、国家であるから外交活動があるのである」と述べ、民進党の外交の道はむろん進みづらく、資源も多くないが、足りない部分は努力で補い、我々は外交政策において引き続き奮闘し続けていく。民進党国際部は、初代の楊黄美幸主任から現在の国際部主任まで、皆が一歩一歩歩みを進め努力して成果を出してきた。民進党の外交資源は多くなく、台湾は小さな国であるが、我々の士気は高い。外交は長期の積み重ねと営みが必要であり、外交は全体の努力-党の中央本部からだけでなく、立法院の民進党団なども共にまじめに努力してきたことによるものだ。このほか、駐米代表処の成立は全く簡単なことではなく、アメリカ在住の台湾出身者が民進党の駐米事務処設置に寄付をしてくれたことに、心から感謝を述べたい。資金は全て駐米代表処設立に正確に使うこととしている。将来の挑戦に対しては、民進党は更に勇敢に、チームワークと高度な戦力と一致した態度でもって、挑戦に立ち向かっていく。蘇主席は記者会見で、国内外の台湾出身者に民進党への支持とアドバイスに感謝し、並びに、民進党は将来も引き続き努力し前進し、助言を聞きながら政権復帰を成し遂げるよう努力すると述べた。  

  
記者会見に出席した来賓は、アジアリベラル民主評議会創始人の一人である楊黄美幸女史、及び民進党新境界文教基金会外交チーム招集人呉志中教授等であった。会議終了後、来賓と主席はハンドブック一冊を手にして記念撮影を行った。

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