2014年4月20日日曜日

第四原発の膠着状態解決を望む。蘇貞昌主席が郝龍斌台北市長を訪問


民進党の蘇貞昌主席は20日午前、民進党林錫耀秘書長、張惇涵スポークスマンを伴って、郝龍斌市長を訪問し、膠着状態にある第四原発問題の解決方法を話し合った。

蘇貞昌主席は面会後の記者会見で、郝市長が面会を快諾したことに感謝と敬意を示すとともに、馬政府が直接第四原発建設停止を宣言するよう、郝市長に影響力を発揮して欲しいとの期待を述べた。そして、もし馬政府が、このまま建設を停止させることに懸念があるというならば、民進党の提出した「第四原発公民投票特別法案」を支持し、条例の立法化と公民投票の順序を定めることで、本物の民意を明らかにし、問題解決に進んでいくことである、と述べた。

 

蘇主席は、第四原発の問題は党に関わらず、与野党がしっかり協議するべき問題である。しかし、長年、民進党、国民党の両党間では討論をするという共通認識が欠如していた。今日のような私と郝市長の具体的かつ積極的な対談は、いいきっかけである、との考えを示した。林義雄前主席は反原発の願いのために22日からハンガーストライキを始める。民進党と郝市長は第四原発争議が一刻も早く解決されるべきとの認識で一致した、と述べた。

 

郝市長は、第四原発の争議は長い間先送りされてきており、原発の安全問題と廃棄物処理の問題は人々の信頼を得られていない。「第四原発の安全性が見られない」とし、郝市長は原発の安全が保証されない中で、第四原発の営業運転には反対するとの考えを示した。

 

蘇主席は、民進党が提出した「第四原発公民投票特別法案」には、3つのポイントがある。1つ目は、公民投票が成立する要件が高い公民投票は避け、離島建設条例のカジノ設立公民投票の事例を参考にし、投票率に関わらず、多数決で決めること。2つ目は、「特別条例」の公民投票の投票項目は、「建設継続」もしくは「建設停止」の二者択一とし、策略の多い公民投票との疑念をうまない様にすること。3つ目は、「特別条例」は一旦採択された後は、すぐに投票を実行するもので、公民投票を地方選挙と一緒にするという政治的な企みはないし、どの政党の政治利益もない。条例が迅速に立法院で採択されれば、この原発問題の膠着状態も順調に解決され、社会が第四原発で混乱することも、林義雄前主席が大きな苦痛を受けることもないのである。

 

蘇主席は、行き詰まりを打開するため、民進党は最大限の努力をし、関連する責任ある機関と影響力のある人々、社会団体と意思疎通を図りながら、皆でともに努力しなかが第四原発争議を解決していく、と述べた。主席は、与野党が対話していくことが、第四原発の問題解決だけでなく、社会の他の問題を解決する道へと繋がっていくことを期待している、と述べた。

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