2014年4月7日月曜日

民主進歩党声明


立法院を占拠している学生たちが7日夜、「守りから攻めへ、立法院から出て種をまく」との声明出し、10日夜に立法院を撤退すると発表したことについて、民進党は以下を宣言する。

一、我々は学生の決定を支持する。今回の学生運動は国の問題に参加する人々の情熱を呼び起こした。平和で理性的で非暴力のプロセスを通じて、台湾の若い世代は高度に成熟した民主主義を示した。同時に、台湾の市民社会の自発的な力が、馬政府の頑ななやり方を修正し、台湾の「再民主化」を作り出した。

二.民進党はかねてから、両岸協議監督条例の法制化を主張してきた。「先に立法、その後に審議」は社会のコンセンサスである。これは324日の立法院での委員会共同会議で決定されたものであるし、昨日王金平院長も同様のコメントを出している。このことが今回学生たちが立法院占拠を解くという決断につながった。民進党は立場を堅守し、速やかな審議を推し進め、審議の過程で人々の声が反映され、実質的に監督効果のある両岸協定監督条例が制定されることを望んでいる。同時に、民進党は国民党に対し、法律制定前に民意に逆らうような余計な行為を慎むよう求める。

三、今回の学生運動は、社会のあらゆる層に深い内省をもたらした。両岸協定の透明性ある監督制度が欠如していたことのほか、背後に現在台湾の憲政が厳重な危機に遭遇していることが浮き彫りとなった。世代間正義が解決できず、社会の公平性がなく、両岸関係が対等ではないなどの憂慮がはっきりとした。我々は馬総統に対し、聞く耳を持ち、理解し、民意に応えることを呼びかけるとともに、国民が共に考え解決していくことで、台湾の民主化を更に深く、強くしていくことを希望している。

 

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