2014年6月25日水曜日

故宮の日本展の問題について、馬政府は民進党の立場を曲解している




故宮博物院の日本展覧会について、日本側がポスターに「国立」の文字を使わなかったことが問題となっているが、蔡主席はすぐに20日に声明を出し、政府は国家主権と国格については、決してあやふやにしてはいけないとし、同時に政府が国格を守るために展覧会の中止も辞さないとした態度を肯定した。蔡主席は、国家主権と国格については、このようなことが起きれば、政府は即座にはっきりと立場を表明しなければいけない。そして、どの国家に対しても、同じ基準と対応の手順をとるべきである、と強調した。
 
にもかかわらず、国民党はすぐに矛先を国内に向け、国民党の陳以信スポークスマンは21日に、民進党は「日本人が相手だと姿勢を低くし、黙ってしまう」と言った。蔡主席が政府は国格を守るべきで政府が立場を堅持する姿勢を肯定したことを、わざと無視したのである。その他、馬総統が24日に国民党中山会で、民進党は「日本の立場にたって、国家尊厳を顧みない」と責めたが、これは完全に蔡主席の再三にわたるこの件に関する立場表明を無視した発言である。馬総統は総統の立場で、国家の重大な議題を優先的に対応するべきで、何度も与野党間に問題をつくり、事実を捻じ曲げて台湾の内部分裂を起こそうとしているのは、非常に遺憾なことである。

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