2014年7月29日火曜日

立法院が監察院人事同意権を行使した結果について 民進党中央党本部声明


今日早く立法院が監察院人事同意権を行使した結果について、民主進歩党は以下の声明を出す。

 

一、第四代以来、監察委員の素質とモラルの低下が言われ、政治的立場で行う案件も少なくなくなり、人々の監察委員に対する信用が無くなってきた。監察院と監察委員たちの行動は人々を失望させており、監察院がその機能を喪失していることは十分明らかで、監察委員の長期に渡る私権乱用が政府の動きにも影響を与えており、憲政は秩序を失ってしまっている。

 

二.今回の第五代監察委員人事リストでは、馬総統が5月に名前を公表して以来、社会各界からその人事に疑問の声があがっていた。馬総統は自分の果たすべき憲政の義務を無視して、自ら報酬を与えたり、自分の判断で能力もモラルも疑われている人たちを指名したりした。手段を選ばず、国会の自主性を干渉しようと企み、     し、国会に争議のある委員リストの通過を迫り、今回同意権行使の結果、馬総統のやり方は社会が受け入れられるものではないことが証明された。

 

三、蔡英文主席はこの期間、立法院の民進党団に憲政を守り、国会の自主を守る努力を続けていること、特に党の幹部に苦労をねぎらい、感謝を示した。今回の不適切な人事が政治を乱したことについて、民進党は、馬政府はしっかりと責任をとらなければならないし、国民に謝罪するべきであると考えている。

 

四、今回、監察委員の欠員の再指名と同意が通過しなかったことについて、民進党は最新の民意を反映して選ばれた総統とその国会によるべきだと考えており、民進党は、今回指名された監察委員が憲政を乱すことが再三再四起こらないようにするためにも、馬英九が欠員を再指名することに断固反対する。

 

五、最後に、民進党は長い間「三権分立」の憲政の仕組みに回帰するべきと主張しており、一刻も早く監察院をなくし、監察院の憲政上の位置づけについて、我々は将来「公民憲政会議」の中で、世界各国の憲政民主の経験を参酌するほかに、社会各界との改革の方法話し合い、憲政のコンセンサスを集め、可能な憲政の設計図を描き、台湾の憲政の仕組みを正常に戻していく考えである。

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