2014年8月19日火曜日

政治家が原住民の伝統ある祭典を尊重しない―民進党声明


今年7月16日、台東県長黄健庭が長濱郷寧埔部落で原住民の祭典に参加した際、祭典の進行中に勝手な発言をしたため現場は混乱に陥り、阿美族の強烈な批判にあった。また815日には花蓮県長の傅崐萁が、原住民族の同意を得ずに中国広西の壯族を花蓮県馬太鞍與太巴部落へ連れて行き、歌と踊りを披露させようとしたが、Ilisinは非常に厳粛、かつ神と先祖の重要な儀式であり、中国と文化交流や歌や踊りを披露するものではない。神の神聖な儀式を守るため、部落の青年は怒り、反抗をした。地方政府が適切さに欠けるやり方で阿美族の豊年祭りに介入し、勝手な解釈で、豊年祭りをカーニバルかのように紹介した。政治家が原住民族の祭りの行為を尊重しなかったことについて、民進党原住民族事務部は19日発表を声明した。原住民族の伝統ある祭典のルールを守るようよびかける。声明は以下のとおり

一、    阿美語のIlsin は「祭り」、「儀式」の意味があり、神聖で厳粛なものである。例えば同じ阿美族の人でも関係者でなければ傍で見るしかない。祭りの会場に入って祭典を邪魔してはいけない。台東県長の黄健庭と花蓮県長の傅崐萁行為は、伝統的なIlsinをショーや一般的な文化交流活動とみなし、原住民族を理解せず尊重しないことが明らかになった。

二.民進党本部は党の職員に対し、台湾各地で行われる原住民の歳時儀式や伝統的な祭典の際、尊重の態度で以って各部族の伝統祭儀ルールを守り、慎重に対応することを求める。

三.この事件の発端は、阿美族の青年が伝統文化のため、そして部落の主体意識を守ろうとしたことであり、社会の人々が原住民族の伝統的な祭典を重視し、尊重し、祭典を今後政治家に好き勝手に関わらせたり、観光客の娯楽レジャー活動にされたりすることのないよう求める。



Share/Bookmark

0 コメント:

コメントを投稿