2014年10月12日日曜日

魏應充が馬呉後援会副会長のため、検察官は拘留請求を出せないのか?


頂新の前董事長魏應充が黒心油(悪質な油)を販売した件で、検察官の捜査の進み具合が遅いことについて、民進党の黃帝穎スポークスマンは12日、検察官の食品安全に関する事件の捜査は、国民の健康に及ぶ重大なものであるので、捜査の基準は一致させるべきであり、社会に対し情報を公開するべきものである。過去に捜査した綿実油や下水油のケースを例にとってみると、検察官は董事長が口裏あわせと証拠隠滅を避けるため、大統長基董事長の高振利や強冠の董座葉文祥に拘留請求を出したが、頂新董事長の魏應充には未だそれを出せずにいる。それは魏應充が馬呉工商後援会の副会長であり、馬政府と関係が密接であるからかどうか、そのことで拘留請求を出せないでいるのではないか、と皆が疑っている、と述べた。

黃帝穎スポークスマンは、2012年総統選挙の前に、味全公司董事長の魏應充は食品GMP協会理事長の身分で「全国工商団体馬呉支持後援会」に出席し、馬総統は自ら魏應充に全国工商団体後援会副総会長の任命書を手渡し、魏應充と馬総統の関係は良好であった。これは、高振利、葉文祥も魏董事長ほどのバックアップのある人物ではないということだろうが、民主法治国家では、検察官の起訴案件は「一致した基準」をもとにするべきであり、国民の健康を脅かした悪質業者についてもそれは全く同じことだ。検察官は起訴ケースを選択したり、拘留請求を出すか出さないかというようなことは選べないのである。


黄スポークスマンは、去年の綿実油の件で、魏應充の頂新集団は同じように容疑の中にあったが、大統長基董事長の高振利が、綿実油の件で、拘留、起訴、一審では懲役16年、二審で懲役12年の判決が出たのに対し、同じケースで頂新集団では、捜査の進度は殆どゼロである。同じ案件で共犯に既に服役判決が出ているのに対し、なぜ検察は魏應充に処罰をくだそうとしていないのか?結局検察官は魏應充が馬総統と密接な関係にあるのを怖がっているからか、それとも本当に上層部から検察の取調べに圧力があったのか?政府は社会に説明する必要がある、と述べた。

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