2014年10月8日水曜日

民主進歩党第十六期第九回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は8日、第十六期第九回中央常務委員会を開催した。民進党の立法委員で台東県長候補者である劉櫂豪を招き「選挙に介入する国家機関」について報告が行われた。また、台湾少年権益福祉促進聯盟葉大華秘書長が「青少年による重大殺人事件からみる青少年社会心理について」の報告を行った。劉櫂豪委員の「選挙に介入する国家機関」の報告が行われた後、蔡英文主席が発表した談話は以下の通りである。

「選挙の勝ち負けは、国家と人民の利益が犠牲になってはいけない。2012年の総統選挙から今回の柯文哲医師の台湾大学MG149口座の件まで、国民党は選挙の利害のために勝手に国家機関を利用し、競争相手に打撃を与えようとする。もはや既に手段を選んでおらず、国家や民主主義に傷を付けていることは想像に難くない」

昨今、多くの人が心配していることは、特に検察機関、財税機関、審査と会計部門、監察院もが、選挙競争者の道具と化していることだ。台湾は次第に過去の威権時代に戻ってしまってきているように思える。我々の民主主義は事実上今回の選挙で再度危機に陥ったのである。

ここで我々は馬政府に伝える。国家機関の乱用を止め、不正な手段で選挙に干渉し続ける事をやめて、我々の民主政治を通常の状態に戻すべきだ。同時に我々は以下のことを切実に馬政府に呼びかける。

一、公務員と司法に従事する者は、職業倫理を維持し、中立を厳守し、違法な政治的圧力や無理な要求を、断固として拒否し、国家全体の利益を守り、台湾の民主法治を守るべきである。

二、民進党立法院団は関連する機関を厳格に監督し、不当な行為を防ぐほか、民進党は主体的に民間社会、公民団体と協力しあって、全力で選挙環境を改善し、今回の選挙を公平公正なものに維持していく。

三、最後に、我々は全国民が共に、公権力を乱用し選挙に介入しようとする政党を拒否し、人々が出来る人を選び、本当に能力が有り、国家のために力を尽くそうとしている人と政党に、機会が与えられることを希望する。


その他、台湾少年権益と福利促進聯盟の葉大華秘書長による「少年による重大殺人事件からみる青少年社会心理について」の報告のあと、蔡英文主席は中央常務委員会委員の意見を整理して以下のように述べた。青少年の議題は非常に重要であり、中央党部政策会及び青年部が我が国の今ある青少年の政策を全面的に調べて、「児童少年福祉聯盟」などの青少年問題に関心を持っている団体と共に討論し、民進党の青少年政策を提出し、地方の政権県、市の参考にしてもらうこと。蔡英文主席は、立法院団に対し、青少年関連の予算と資源不足の問題について、政府に青少年の様々なニーズを重要視することを要求するよう、要請した。将来もし民進党が政権に返り咲いた時には、青少年により多くの資源を与え、各方面の要求を重視し満足いくような政策を進めていく、と述べた。

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