2014年11月5日水曜日

3.3万トンのベトナム飼料油の流通ルートが不明。黃帝穎スポークスマン:国民一人1.4リットルも食べてしまうかもしれない。


馬政府が、ベトナムから輸入した3.3万トンの劣悪な油の流通ルートを10月末に公表すると約束した件について、民進党スポークスマンの黃帝穎は5日、3.3万トンの劣悪な油の流通が今日まで不明であり、馬総統は10月末に食品安全事務所を成立させ、政府は10月末までに3.3万トンの劣悪油の行方を公表するといったが、既に約束の期限から5日が過ぎている。もし3.3万トンの油を2,300万人の台湾人の数で割って計算すれば、国民平均1.4リットルの劣悪油を口にする危険がある。こうした食品安全のリスクを全国民で負うということは許されない。民進党は、馬政府に対し、今すぐ約束を守り3.3万トンの劣悪油の行方を公表するよう要求する。

黄スポークスマンは、衛生福利部の資料によると、大腸直腸癌が六年連続で台湾人の癌発生人数第一位になっている。そして、中央研究院の研究チームは、大腸癌発生の鍵となるRas遺伝子の突然変異を研究しているが、この突発変異は環境の刺激によって発生するものと考えられており、下水油との関係も推測される。しかし忌々しきことは、劣悪な油が国民の大腸癌リスクを高めるかもしれないのに、馬政府は未だその3.3万トンの流通ルートを明らかにせず、国民を癌の危険にさらし、健康に危害を与え続けていることだ、と述べた。


黄スポークスマンは、我が国の在ベトナム代表処の職員の統計によると、20116月からベトナム大幸福油脂会社が4.3万トンの飼料油と0.5万トンの食用油を台湾に輸出している。しかし、衛生福利部食品薬物管理署では2011年後しか把握しておらず、頂新が大幸福から買った油の量は359.5万リットル、農業委員会はたった1.3万トンしか把握しておらず、まだ3.3万トンの油がどこへ行ったか明らかになっていない。国民が平均して一人1.4リットルの劣悪油を食べるかもしれないというのに、馬政府にその流通ルートを明らかにする能力がないにせよ、選挙の前に公表できないからにせよ、すぐに措置をとり、国民の健康を守ることが重要である、と指摘した。

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