2014年11月7日金曜日

大学生が投票に帰れない恐れがある


台湾大学、政治大学の学生と民進党青年部主任の傅偉哲は7日、民進党立法委員の管碧玲を伴い、同時に交通部路政司の林繼國と、高速鉄道工程局長胡湘麟、高速鉄道執行長鄭光遠を招き、立法院民進党団記者会見を開いた。学生の代表は、月末の九合一選挙が目の前で、交通部は帰省し投票する学生の数を予測し、混雑の解消をはかる措置をとるべきで、学生が帰省し投票することが出来るよう、また学生たちの投票の意欲を上げるべきであり、現在のような消極的な態度の対応をとるべきではない、と指摘した。

管碧玲立法委員は、現在学生たちがインターネットで、高速鉄道(台湾新幹線)の1129日前後の運行混在解消の計画について、大学生が割引を受けられる便が減っている、との投稿を指摘し、「これは帰省して投票したいという学生に対する妨害のようなものだ」と批判した。この件については、管碧玲立法委員が交通委員会で質問した後に、台湾新幹線が昨日やっと調整プランを提出し、それによると割引の便数は変わっていないとしているが、実際は、割引の幅が以前よりも大幅に減少している、と述べた。よって、政治大学の大学生は、「もともとの新幹線代は高雄に住む学生にとって、大体月の生活費の3分の一である。学生は生活費のことを考えると、帰省し投票するためにお金を使いたくない。よって、もし学生に割引チケットがないならば、学生は新幹線に乗って帰りたいという気持ちが起こらなくなるだろう」と述べた。学生の質問に対し、台湾新幹線執行長の鄭光遠は、「会社は、商業利益を考慮しなくてはならないので、学生割引を一旦実施すれば、普通のチケットの販売に影響があり、一般の旅客の利益にも影響し、株主にも説明ができないことだ」と応えた。それに対して管碧玲は、「台湾新幹線の言い分は、建前の話である。なぜなら、学生に割引チケットがある時間帯は通常乗車率が低い時間帯であり、一般の多くの人はその時間に乗らないからである。台湾新幹線は学生割引を実施したくないだけでなく、このタイミングで大学生の割引を減らすのは、全くもって逆のやり方をしているのである」と述べた。

民進党青年部主任の傅偉哲は、調査によると、毎年約60万人以上の学生が地元を離れて進学しており、言い換えれば、毎回60万人の学生が投票日前には公共交通機関を利用して帰省し投票する。「台企聯」が30万の台湾ビジネスマンを台湾へ帰国させ投票させ、17の航空会社と割引チケットの相談をして投票させようとしており、台湾人ビジネスマンが投票しやすいようにしている。では、誰が60万人の学生たちのことを考えるのであろうか?と述べた。


実家が台中にある台湾大学の学生は、「現在台湾鉄道の列車の本数は、平日と投票日を見ると、西部の幹線本数は全く増加していない」。そして花蓮出身の政治大学の学生は、「鉄道は東部の人にとっては唯一の交通機関であり、もともと東部の列車は非常に予約しにくい。現在台湾鉄道の本数増加はたった4本だけだ。このような計画は、全く学生に帰省し投票させようという考えがないものだ」と述べた。これに対し交通部路政司の林繼國は、「現在投票日の混雑解消計画は企画の最中であり、1111日に公表される」と述べた。管碧玲立法委員は、交通部は期間限定で学生たちに対して帰省し投票するための混雑解消プランを策定し、学生が故郷に帰って投票しやすいようにするべきであり、学生を台湾人ビジネスマンよりも格下にしてはいけないのである、と述べた。

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