2014年12月15日月曜日

黃帝穎スポークスマン:朱立倫と馬総統は<政党法>に対する考え方を表明するべきである。


中国国民党主席に参選する朱立倫が、自分は不当な党財産を国家に返すと主張している、と述べたことについて、民進党の黃帝穎スポークスマンは15日、朱立倫はこれまで国民党副主席をつとめており、馬英九前主席が「党産をゼロにする」という約束を反故にした際にも、一つも積極的に取り組んでこなかった。国民党主席に立候補する直前になって、不当な党財産を国に返すというが、朱立倫のこの主張は掛け声だけかどうか、法的にチェックするべきである、と述べた。民進党の立法委員は立法院の政党法提案で、国民党立法委員の200回をもこえるボイコットにあっている。朱立倫は<政党法>にどのような考えを持っているか明らかにするべきであり、国民党の立法委員に政党法等など情報公開の法案成立を邪魔しないよう求めるべきだ。このことで、朱立倫が2人目の馬英九ではないことが証明されるのである、と述べた。

黃帝穎は、中国国民党は世界で最もお金持ちの政党である。しかしこれらの多くのお金は人々が血と汗を流したお金であって、朱立倫は先ず先に、国民党のどの党産が正当に取得したものかを挙げなければならない。今年の最高法院の確定判決を見てみると、法院は新北市板橋区にある五千坪強の市価百億の土地の所有権の抹消登記を認定したが、これらの党資産に関連する土地の所有権は皆国有財産だからであり、朱立倫は不当な党財産を国家に返すと考えているのであれば、政党法によって制度を確立し、先ず国民党のどの党財産が合法で正当かを確認し、と同時に馬政府は行政権をもって協力する必要がある。よって馬総統も、<政党法>に対する考え方や、朱立倫の党産改革を支持するかどうか説明するべきである。


黃帝穎スポークスマンは、政党の公平な競争は、民主憲政の基盤である。国民党の不当な党産は長年台湾の民主主義を傷つけてきたのであるから、<政党法>の立法は、台湾の民主改革の指標となる法案であり、朱立倫がもし本当に国民党を改革するつもりならば、馬主席の失敗を教訓にして、国民党主席当選後には即座に国民党立法委員に対し、法案成立をボイコットさせないよう求め、<政党法>など情報公開法案を速やかに採択させるべきである、と指摘した。

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