2014年12月4日木曜日

民主進歩党第十六期第15回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は3日、第十六期第15回中央常務委員会を開催した。蔡英文党主席は民進党の2014年県市長候補者とともに、「安心のパワー」記者会見を行った。蔡主席は当選した全ての候補者に対し、気を緩めずに国民の期待に応えるよう求め、今回の県市長選挙に参戦した候補者全員で、台湾の人々の支持に対し感謝の礼を行った。
      
蔡主席の談話は以下の通り: 

2014年の九合一統一地方選挙が終わりました。民進党は人々の期待によって13議席を獲得し、治める県市の執政人口は60%以上となりました。

今回の選挙で、我々は民進党の地方自治史上において、県長市長の議席が最も多いという結果を治めました。しかし今回の勝利の雰囲気は、嬉しくて心が弾む、というものではなく、気が引き締まるものであります。人々の期待を得て、約束を実践する責任を果たしていかねばなりません。民進党の主席として、私は人々に説明する責任があります。
我々の任務と責任とは何でしょうか。

第一に、我々はこの選挙結果に自信を得ましたが、我々は決してそれを自慢するわけにはいきません。我々が得た人々からの支持は、人々が国民党に不満を持っており、変化を期待していることによるものです。このような力は、政党の対立を既に超えており、ブルーか緑かという対立の構図ではではなく、選挙の主役が人々になったということです。民進党はこの潮流において、人々の力を背負う存在になったのです。

国内の政治情勢はまさに変革のときを迎え、人々の支持を失った国民党は、正当性を厳しく問われています。最大野党として、我々は社会を安定させる役割を持ち、人々を安心させる責任があります。国家が直面しているあらゆる挑戦に対して、我々は社会の大きな力とコンセンサスを結集させ、共同で解決のきっかけと可能性を探すのです。我々は改革を地方の政治と国会の中でしっかりと実施させていき、一歩ずつ改革を進めていくのです。

選挙の勝利は一つのスタートですが、我々が託されたのは、人々がより良い政治を期待しているからであって、政党間競争の勝ち負けではないのです。もし我々が勝利のために、その背景にある負うべき責任を忘れてしまえば、人々の我々への支持は、いつでも失われるでしょう。このことは、私が同志の皆さんに対し、執政をスタートさせるにあたって、しっかり心に留めておいて欲しいことであります。
  
2つ目に、我々は人々の支持に対し感謝するべきですが、気を緩めてはいけません。選挙が終わった後、我々が先ずやらなければならないことは、我々が掲げた政見を再度チェックすることです。積極的にその中の重要事項に優先順位を付け、一つ一つ実行していくことです。

同時に、私は政権をとった県と市の首長に対し、以下を心に留めて欲しいと思います。

第一に、財政の永続性を重視すること。人々の税金を少しも無駄にしてはいけない。
  
第二に、人材の登用に関しては、党派隔たりなく、同じ理念を持ち、能力のある人を我々の改革のパートナーとすること。
 
第三に、地域連合政治において、直轄市がリーダーシップをとり、近隣の県市と積極的に協力しあって、政治の効力を発揮させること。


第四に、利益を増やすほかに、我々は不正を取り除くことを忘れてはいけない。国民党の今日の失敗を戒めに、風紀や規律を厳しく守り、それぞれの言行は決して国民の期待に背いてはならない。

この4点の要求以外、我々は会議の中で新しい県市首長と討論を行い、中央党本部は以下の協力が出来る事を伝えました。

一.中央党本部政策会とシンクタンクは、専門家と議題の研究において、執政県市に全面的な支持を与える。

二.我々は地方執政の協調プラットフォームを強化しキャリアと経験のある県市長をリーダーにして、執政県市の施政経験を伝え、首長間の人材交流、地域の共同議題の解決を図り、聨合自治を実現させ、システム的にコミュニケーションと討論を進めていく。

三.中央党本部と、立法院民進党団は執政県市と共に討論し、財政收支劃分法   や行政区画法などの関連する法律の修正を推進する。

この他、私は就任の最初に民進党の党務改革を推進することを決定しましたが、この選挙において、我々は最初の成果を見ることができました。

一.我々は民進党の門を開き、公民社会と民進党の間にコミュニケーションの橋渡しをし、主と政治改革の新しい可能性を作った。将来我々は更に積極的に、公民社会と協力し合える機会を探していく。

二.我々は若い世代にバトンタッチしていくことを期待している。この選挙戦では良い成果をあげられた。現在我々は古い幹に新しい枝が生えてきているところであり、互いに補い合う県市の民進党執政チームであり、我々はこの機会を捉えて、未来への基礎を築き、執政の人材を育てていくのである。

三.我々は積極的に育成した青年幹部を地方に配置する。今回の選挙戦で、「民主の芽」が、勝利する見込みが少ないと見られていた中で、15の郷鎮市民代表と里長の議席を獲得した。

我々は、これらの努力と改革を、将来も引き続き続けていきます。
   
国内の政治情勢がまさに変化している中で、時代の流れを感じることができ、改革が出来る政党が、民意の期待を得て、この潮流を牽引していき、国内の政治を改革していく責任を担っているのです。我々はこの任務をスタートさせたばかりであり、皆さんに、我々と一緒に努力してくれることをお願いしたいと思います。

我々は全ての有権者、我々に投票をしなかった人々も含め、皆に民進党がしっかり着実に改革を推進していくことを信じてもらうため、努力を続けます。国家を安定させ、人々を安心させるのは、民進党の責任であります。台湾が前進し続けるよう、これからも我々は全力を尽くしていきます。
  

皆さん、有難うございました。

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