2015年4月21日火曜日

蔡英文:積極的に社会と協力し、両岸協議監督の仕組みを実現させる


民主進歩党は20日、重大議題協調会議の報告を行った。会議ではそれぞれ「両岸協議監督条例」及び「週40時間労働」の議題について民進党立法委員と討論が行われた。
蔡主席はそれぞれ二つの議題について、以下のように結論を出した。

両岸協議監督条例についての結論は2点である。

一.民進党は「両岸協議監督条例」の制定を全力で推進し、両岸の交流協議の持続のために、完全な規範をつくり 、現行法で不足し欠けている部分を補っていく。特に公民の参与や情報の透明化、国会での実質的な監督強化が必要である。両岸の交流においては、人々の参加があり、民主主義に基づくものにしていく。

二.去年の318学生運動の後、国民党政府が両岸協定の密室協議を止め、オープンで透明性があり、人々が参加できるものに変えていくことを希望していた。これは台湾社会の共通した要求であった。民進党は積極的に社会と協力し、完全で実現性のある両岸協議監督の仕組みを推進する。

その他、会議では週40時間労働の件について、討論を進めた。民進党の立場は以下の通り。
  

ILOは、「週40時間労働を原則とする」としているが、台湾の法律では、いまだ「2週間84時間」となっている。行政院は法律の修正を議論しているが、いまだ労働基準法の修正法案が立法院に送られていない。民進党は、国際的な流れに追いつくために、労働法の労働時間を少なくし、労働基本法30条を「週の労働時間は40時間を超えてはいけない」と修正し、全面的な週休二日制を実現させるために、民進党の環境衛生委員会召集委員の趙天麟がこの法律修正を立法院の議題に早く入れさせていく、と述べた。

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