2015年4月23日木曜日

蘇貞昌前院長を訪問 蔡英文:我々の良いチームワークを期待している。


蔡英文主席は23日、釗燮秘書長と段宜康政策会執行長とともに、蘇貞昌前行政院長を訪ねた。蔡英文主席は数日前にメディアの訪問を受けた際、蘇院長は民進党内の大変重要な先輩であり、行政の経験が豊富なだけでなく、重要な党職を歴任してきた。過去の政治活動―新北市や行政院の職務において、国政や新北市の建設に豊富な経験と考えを持っておられた、と述べた。蔡主席は、蘇前院長は経験豊富な政治の先輩として、台湾に非常に多くのことを成し遂げてこられ、深い敬意を持っている。よって今回特に蘇院長に教えを請うために訪問した、と述べた。

選挙のことについて話をするのかとのメディアの質問について、蔡主席は、現在総統選挙の戦略についてはまだ計画と討論の最中であるが、民進党の総力を結集し最大の効果を挙げていく事を期待している。蘇院長も総統選挙の過程において、将来の政権復帰になくてはならない重要な人物である、と答えた。他の党内の先輩たちを訪問するかとの質問に対して蔡主席は、各界のオピニオンリーダーの意見を次々聞いていき、それぞれの分野で活躍している友人たちに教えを請いたいと述べた。

蘇前院長は主席の訪問後、今日は蔡主席と多くのことを話して、多くのアドバイスを与えた。選挙に勝つことは非常に大事であるが、任務を成し遂げていくことは更に重要である。当選は一日だが、任期は四年、八年と続くものである。台湾人は長い間苦しんできており、変化を期待している。よって民進党や、民進党主席に対して、非常に高い期待を持っている。全党の責任は主席の肩にかかっており、選挙に勝つだけでなく、謙虚に、努力して人々の期待に応えていくことを希望している、と述べた。そして、微力ながら力になりたいと考えており、蔡主席に最大の支持を与えるし、勝利を願っていると話した。 

蔡英文主席は、蘇前院長が、民進党の支持者と台湾の社会の民進党に対する期待は非常に深く、とりわけ慎重に来る総統選挙に向かわなければならないと話されたと述べ、民進党は早めに準備をし、将来政権に復帰すれば、党と社会の人材を広く起用し、民進党チームが、総統選挙でも政権についてからも、最良のチームワークを見せていく事を期待している、との蘇前院長の話を紹介した。


その他、民進党政権になった後に徴兵制度を復活させるかとのメディアの質問に対し蔡英文主席は、「民進党は徴兵制を推進するとは言っていないし、これは誤った報道だ」と強調した。国民党が推進している志願兵制度は、完全な計画性がなく、これまで様々な問題が生じたことで、国家の戦力不足に陥っている。同時に国家の財政上にも大きなプレッシャーとなっている。よって、現在最も重要な問題は、現在の志願兵制度実行の課程で、どのような問題が起こり、どう解決すればいいか検討することである。「もし国民党が出来ないならば、民進党が政権復帰したときに、しっかりとした志願兵制度をつくればよい」と述べた。

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