2015年4月21日火曜日

蔡英文:兵役制度を選挙の議題とするべきではない。理性的に最良の制度を作る。


政権復帰した場合徴兵制度を支持するかどうかについて、民進党主席で2016年総統選挙候補者の蔡英文は21日、屏東県の潘孟安県長を訪問したあとメディアの質問に答えた。現在最もやるべきでないのは、選挙のために兵役制度の問題を利用することだ。社会で理性的に論理ができなくなってしまう。昔の徴兵制度に戻ることは事実上難しいが、全面的な志願制度に困難が生じているのは否定できない。よってこの問題は厳粛に対応し、問題の根源を検討することが必要だ。全面的志願制度と徴兵制度の過渡期に、国防全体の目標を達成するのに最も適した制度を探し出すことが必要である、との考えを示した。

蔡主席はまた、馬政府が実行している全面的な志願兵制度は、完全な計画がなく、同時に急いで決めたものであったために、現在まで兵士が不足し国家財務の負担が一層大きくなっている。もし民進党が再度政権につくことになれば、我々は政権復帰後10ヶ月以内に、兵力と国防力に全体的な検討を行い、以下の二つの目的を必ず達成する。一つは、国防力を精鋭化させること。二つ目は軍にいる若者の訓練を彼らの成長の助けとなるものとし、彼らの将来の発展に繋がるものにすることだ、と述べた。

蔡主席は、総統は国家のリーダーであり、国防事務の最重要責任者であり、国家の戦力の精鋭化を確保し、国防能力を充実させなければならない。よって国防の総目標を先ずはっきりさせ、全体の国防軍事力をどう編成するのか、どのような兵役制度を作るのかを考えなければならない。
民進党の立法委員は、この問題のポイントは馬政府が実行している志願兵制度が既に様々な困難に直面しているということだと指摘した。蔡主席は、目下この問題は過度に話題づくりされている状況であるが、兵役制度は社会の理性的な討論が必要な問題であり、選挙の議題として過度に取り上げられるべきではない。そうなると、社会で理性的に論理ができなくなってしまう。これは台湾にとって非常に重要な課題であるがゆえ、専門的且つ冷静な態度で対応するべきである、と述べた。

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