2015年5月1日金曜日

民主進歩党の朱立倫の記者会見に対する声明


国民党の朱立倫主席が「国共フォーラム」に参加し中国共産党総書記の習金平と話す予定があることについて、民主進歩党の鄭運鵬スポークスマンは1日、国民党は過去、国共関係を政府よりも優先し、党と国を分けなかったばかりか、朱立倫が自分で認めたように「両岸経済貿易交流は一部の人と財団にしかメリットのないものだ」という事態を招いた。よって民進党は朱立倫主席に対し、個人や政党の利益を国民の利益よりも優先させるようなことをしてはいけない、と強く呼びかける。両岸関係を政党競争のための道具や、密室で事を決めるようなことがあってはいけない。国共の合意を台湾の人々の将来の枠組みにしてはならない。これは台湾人が絶対に認められないことである。
鄭スポークスマンは、政府の許可を経ず、どの人もどの政党も、両岸事務の協定を進めてはならないし、どのような協定にもサインしてはならない。朱主席は必ず決まりを守り、身分をわきまえ、絶対に「党と国を分けない」という過ちを繰り返してはいけない、と述べた。


朱立倫が記者会見の中で、なぜ民共関係という言い方がないのかわからない、と述べたことについて、鄭スポークスマンは、両岸関係は両岸関係であり、国共でも民共でも両岸のすべての人々を代表することは出来ない。この世界でどの民主国家が、対外関係において政党を国家と政府よりも優先するようなやり方をしているだろうか。国民党は長い間党を政治に持ち込んで両岸関係を国共化し、密室のやり方で事を進めてきた。民進党はこのようなことはしないし、台湾人も受け入れるはずがないのである。

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