2015年5月15日金曜日

民主進歩党の夏張会談についての声明


大陸委員会の夏立言主任委員が中国国務院台湾事務弁公室の張志軍と面談することについて、民主進歩党の王閔生スポークスマンは15日、両岸の正しい交流は我々も肯定するが、しかし交流は主権、対等、民主主義の原則を遵守しなければならないし、台湾の利益に傷をつけたり、民主的な監督を拒んだりすることがあってはいけない。どのような政治協商も、関連する会談やスケジュールの手配も、全て公開オープンなものにしなければならない、と述べた。

大陸委員会が今回「アジアインフラ投資銀行」について話をするということについて、王閔生は、台湾にとって「アジアインフラ投資銀行」に加入するかどうかというのは非常に重大なことだ。この極めて敏感で複雑な問題は、しっかりとした評価や分析を経て、また社会での十分な対話や討論に国民が参加し、国会の監督をうけるべきものである。政府が一方的に決定したり、軽率に遂行したり、更にどのようなことも密室で行ってはいけないものである。


王スポークスマンは、夏主任委員に対し、両岸事務担当機関の責任者として、はっきりと両岸人民関係条例規定に基づき、政府の正式な許可なしに、両岸事務の協商や話し合いを進めてはならない、と忠告すると述べた。そして、アジアインフラ投資銀行のことは財政部の職権に属することであり、大陸委員会は先ず国民に対し明確に、アジアインフラ投資銀行に関して、行政院の許可があるかどうかを説明するべきだ。同時に、夏主任委員は外部からの誤解を招かないようにすると強調しているので、大陸委員会は決して、所謂「一つの中国の枠組み」と「両岸は一つの中国に属する」といった言い方を受け入れることなく、この機会を利用して相手にはっきりと我々の態度と立場を表明し、正しく認識してもらうよう努めるべきである、と述べた。

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