2015年6月27日土曜日

一つのチームが一つの信念を持って、手に手をとって協力しあい、台湾を変えていく 2015-06-27


民主進歩党主席で総統選挙候補者の蔡英文は27日、台中で開催された民進党第二次県市首長会議に参加した。会議の後、県市長会議召集人の高雄市長の陳菊が代表して会議の結論を発表した。そして会場の県市長が一緒に「一つのチームで一つの信念、手に手をとって協力しあい、台湾を変えていこう」と声をそろえた。
以下は、第二回県市長会議の結論である。

1.   幸福は政党を問わず、国家は人々のケアについて都市と田舎、政党間で違いを持たせてはいけない。将来民進党執政後の中央政府は、地方との協力を強化し、同時に地方と対話を弛まなく続け、積極的に地域連合統治を行っていく。そのことにより、多くの国民が良質な公共サービスと公平なケアを得られるようにしていく。

2.政策協力の推進を続けて、民進党が既に準備を整えた協力項目を実現させる。それらは、新エネルギー政策、三つのケアの政策、並びに土地や建物の有効利用、社会住宅などの協力項目である。将来は、地域産業戦略、農業の永続発展、多元的な水質資源開発と共有、県市を跨る交通運輸のシステム統合などが含まれ、どれも我々が積極的に推進していく地域統治の課題である。13の県市の首長もこのようなコンセンサスを持っている。

3.地域発展の新しい青写真を描く:各地域にはそれぞれ独自の発展戦略が必要であり、 3つの方面の問題に対応するべきである。それらは地域と地域間のバランスある発展、地域内の都会と田舎の格差解消、及び各地域の国際的な戦略の位置付けである。各地域の産業発展、国土空間、国際貿易などの面で、一つの明確で具体的な発展規則が必要である。将来、我々民進党執政県市は協力を加速させ、責任ある態度で地域発展の新しい青写真を描いていく。

その他メディアは会議の前に、今日の執政県市首長会議の意義、及び将来執政県市とどのような選挙戦略を行っていくかを尋ねた。蔡英文主席は、今日の会議で話し合う事は、地域連合統治の計画について、各県市が過去半年異なった次元で、異なる議題の連合統治を行ってきた中で、成果を検討すると同時に、まだ多くの可能性があるか否かを確認する予定である。そのほか、選挙の地域連合の政見について討論し、将来の地域の建設計画、及び会議参加者の執政首長と意見交換を行うことだ、と述べた。中部ではどのような戦略があるかと尋ねられた蔡主席は、主に去年の統一地方選挙の中部地域連合統治の主張を継続していくとし、執政県市の首長の政党がどこであれ、しっかりと協力しあい、地域統治が台湾の国家統治の常態となるようにしていき、国家統治が効果を発揮できるようにすること、これが我々が達成したいと考えている目標である、と述べた。

この他、メディアは洪秀柱副院長が、「台湾独立をしたいのに言えず、総統になった後に言うというのは、有権者を騙すものだ」と蔡英文主席を暗に批判したことについて、蔡英文主席は、両岸政策は急いで進めるものではなく、人々が期待しているのは我々の両岸政策が安定したもので、予測できるものであり、民意の要求と合致したものであるということだ。政策を制定するものは、これを最も基本的な原則としなければいけないし、最も遵守するべき原則である、と述べた。洪秀柱の言う「一中同表」について、両岸統一を加速させる意味があるか、とのメディアの質問に対しては、蔡主席は、洪秀柱の考えはしょっちゅう変わり、焦って急いでいるという印象を人々に与えている。「現在比較的焦っているのは、国民党の候補者のようだ」、と述べた。


メディアが、アメリカの連邦最高裁判所が全米で同性婚を認める判決を出したことについて尋ね、蔡英文主席は、アメリカのこの判決の背後にある平等と人権の意義は非常に大きいものである。しかし、この判決までアメリカは長い道のりがあり、社会との対話があった。現在台湾も同様の問題に面しているが、理性的な社会の対話を通じて、社会の違いを小さくし、社会がこの問題で一致した方向の考え方をもてるようにしなければいけない、と述べた。

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