2015年6月25日木曜日

民進党:洪秀柱の「一中同表」は明らかに馬総統の「一中各表」と矛盾している


国民党総統候補者の洪秀柱が提案する両岸政策の主張について、民主進歩党の王閔生スポークスマンは、25日、洪秀柱の主張と説明はつじつまが合わなく、馬総統と朱主席の説明とも一致していない。社会は洪秀柱の主張は一体何なのか理解が出来ない。両岸政策は台湾の将来にかかわる厳粛な議題であり、その場のその場発想で対応すべきものではない。洪秀柱と国民党は人民にしっかりと説明して、その主張の中身をはっきりさせる必要がある、と述べた。

王閔生スポークスマンは、洪秀柱は中央評論社のインタビューの中で、馬英九の「不統不獨不武-統一せず、独立せず、武力行使せず」及び「九二コンセンサス、一中各表」を批判し、これらは結局のところ「台湾独立」になるとの考えを示し、よって自分は「一中同表」なのだと主張した。王スポークスマンは、洪秀柱の「一中同表」は明らかに矛盾しているものであり、馬総統が強調する「一中各表」を否定している。中華民国の「各表」が見当たらなくなったのであれば、「同表」は一体何を意味するのか?彼女の言う「一中」はどの国を指すのか?と指摘した。

王スポークスマンは、今年7月の国民党全国代表者会議で新しい「政党綱領」が採択されるが、我々は、馬総統が言う「一中各表」、朱主席が主張する「両岸は一つの中国に属する」、及び総統候補者の洪秀柱が主張する「一中同表下での平和協定締結」、これらは全て国民党の新しい政綱に入るか、ということを尋ねたい。将来、国民党は洪秀柱の主導下で急速に統一に向かうかどうか、もしくは統一を目標にするのか、こうした疑念について朱主席ははっきりと説明しなくてはいけない、と述べた。


王スポークスマンは、洪秀柱は5月の始めに両岸政策について 「一中同表」を提案し、その具体的な内容は「両岸は一つの中国の内部に2つの憲政政府を有する」というものであった。しかし、622日にインタビューを受けたときには、「一中同表は両岸政府の政治立場をはっきり表明することであり、中国大陸側に中華民国が存在する事実を承認するよう求めるものである」と言っている。言い方が全く翻り、つじつまが合わず、自分は統一ではないと言いながら、明らかに「一つの中国原則」を支持している。総統選挙に出馬する身分として、洪秀柱は、統一を主張しているのかどうかということを、人々にはっきりと説明する義務がある。言い分は何なのかを明確にさせるべきである、と述べた。

Share/Bookmark

0 コメント:

コメントを投稿