2015年6月5日金曜日

蔡英文 アーミテージ前国務副長官を訪問 台米関係と両岸情勢について交流


民主進歩党主席で総統候補者の蔡英文はワシントン時間4日午後、釗燮秘書長と蕭美琴立法委員とともに、アメリカ台湾商業協会食事会に出席しRupert Hammond-Chambers会長の出迎えを受けた。その後アーミテージ前国務副長官と前アジア太平洋事務国務次官補代理のRandy Schriver氏を訪問した。アーミテージ前国務副長官は、古くからの友人として蔡主席を歓迎した。同時に、蔡主席の戦略国際問題研究所(CSIS)の講演とウォールストリートジャーナルでの投稿が非常に素晴らしかったと賞賛し、彼女の考え方や、どのように平和で安定した両岸関係を作ろうと考えているのか、知りたいと思っている、と述べた。

蔡英文主席は、アーミテージ氏は長い間台湾について関心を持ってくれ、良きアドバイスをくれ、台湾が直面している問題に関心を持ち続けてくれている。台湾の良き友人であり、今日は特に氏を訪問し、台湾とアメリカの関係とアジア情勢の判断について、アーミテージ氏にご教示頂きたいとの考えを示した。

アーミテージ氏は、蔡主席の訪問について、古い友人として歓迎したと述べ、蔡英文氏のCSISでの講演とウォールストリートジャーナルの投稿記事は素晴らしく、平和安定の両岸関係について、彼女の考え方を更に理解したい、そして北京の反応について意見交換したい、と述べた。北京は完全に台湾側を信用することがないだろう。現在中国政府はコメントを出していないが、蔡主席がアメリカを離れるのを待って発言があるだろう、と述べた。

アーミテージ氏は、第一に、アメリカ側は特定の言葉にこだわっているのでなく、両岸関係の安定を維持できるかどうかということを気にしている。第二に、アーミテージ氏とRandy Schriver氏 は 民進党と国民党の公平な競争関係が維持されることに関心がある。以前残念なことに一部のアメリカのメディアの報道が、2012年の総統選挙に影響を与えてしまった。今回は出来る限り、同じようなことが起こらないようにし、台湾の民主主義が十分に発揮されることを希望している、と述べた。


アーミテージ氏は、蔡主席と会った人たちとは話をしていないが、既に友好的な話を耳にしており、その中で蔡主席の今回の準備は十分であり、2011年の訪問団とは異なっていると感じた。これは新しい始まりであり、多くのアメリカ人も大変期待しているのを感じている、と述べた。

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