2015年7月13日月曜日

民進党:権威的なやり方はやめるよう、洪秀柱に物申す。教育は洗脳の道具ではない。


洪秀柱が13日フェイスブックで「蔡主席、学校に政治を持ち込んではいけない。学習指導要領を闘争の道具にするな」と暴言を吐いたことについて、民主進歩党の鄭スポークスマンは、政府は密室裡で特定のイデオロギーのある学習指導要領を作ろうとし、洪秀柱はかつて教師だったにも関わらず、弱い学生の立場に立とうとせずに、学生が自主的に闘っていることを、政党が介入したと捏造している。鄭スポークスマンは、洪副院長に対して、権威的なやりはやめるよう求めるとともに、教育は洗脳の道具ではなく、現在は戒厳令の時代でもない。台湾人は絶対に政党主導の教育の復活を許すわけにはいかない、と述べた。

密室裡で決められた学習指導要領について、鄭スポークスマンは、民進党の立場は非常にはっきりしており、学習指導要領の内容は歴史の真実に回帰しなければならない。学習指導要領制定は、客観的な専門性が厳しく守られなければならない。馬政府は、今回の学習指導要領の対応に対して、手続きや内容において、多くの重大な欠陥があり、馬総統も「100余りの」学習要領間違いを認めたほか、台湾高等行政法院は学習要領制定の過程で違法があったことを認めている。鄭スポークスマンは、洪秀柱は以前は教師であり、学習指導要領が誤っているとわかった現在は、それを改正するべきであるのに、なぜ問題のある教科書を使わせ続けるのか、と述べた。

鄭スポークスマンは、洪秀柱は長い間立法院教育委員会の委員であったが、常に個人の政治イデオロギーで教育に干渉し、本土言語の予算も削減した。今回洪秀柱が「一中同表」を提出した背景に存在している、最も重要な幕僚は台湾大学教授の張亞中であるが、今回の密室の学習指導要領制定の重要人物でもある。鄭スポークスマンは、洪副院長は政権党の一員として、また教職に就いていたものとして、学生の側に立つべきであり、政府が正しいことをするよう監督指導する立場である。しかしながら、現在も戒厳令時代の権威的な物言いで、密室裡に決められた学習指導要領を擁護し、学生と野党を中傷している。洪秀柱は戒厳令時代からまだ抜け出せていないように思われる、と述べた。

洪秀柱は「煽って、金銭で支援をする」、「『ひまわり学生運動』、『社会運動』を政治目的に利用していると」と言って、民進党と学生を中傷している。鄭スポークスマンは、民進党は長い間社会の様々な問題に関心を持ってきたのであり、具体的に進歩や改革を進めるNGOや社会運動を支持し、協力をしてきたのであって、介入をしているのではない。各団体が関連した事務を推進するにあたって、人材や物質的な助けの必要があったときは、民進党は喜んで協力してきた。現在、若くて何の資源を持たない高校生たちが、自分たちの教育の権利を守る為に立ち上がっているのであるから、民進党は当然のこと、彼らに支持を与える。よって、北部反学習要領高校聯盟と北部高職聯盟が必要性を伝えてきたとき、民進党は一部の物資の協力を与えたが、学生団体の準備や討論には介入していない。よって、洪秀柱の言い方は事実を歪曲したものである、と述べた。    


鄭スポークスマンは、「問題の解決は、この問題を引き起こした超本人の手によってでなければいけない」と述べ、馬政府は密室作業というやり方で、強行に高校の学習指導要領の改訂を採決し、民意を聞かなかったことが、このように社会の反発と抵抗を招いた原因である。であるから、民進党は、各界に対し共同で違法な学習指導要領に反対する運動に声援を送る事を呼びかけるとともに、洪秀柱副院長に対し、自分が教師であった事を思い出し、教育の専門性と学生の権利を守る立場にかえり、       ひたすら中傷したり、暴言を吐いたりせず、馬政府と自分が負うべき責任を転嫁してはいけない、と述べた。

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