2015年8月22日土曜日

蔡英文、歴史を鏡とし、社会が団結して挑戦に立ち向かおう


民主進歩党主席で総統候補者の蔡英文は22日、百工百業社会団体後援会の苗栗県成立大会に出席した。過日の李登輝前総統のインタビューについて感想を求められ、蔡英文主席は再度、台湾のそれぞれの世代とエスニックグループは、経験した歴史が異なっており、彼らの歴史の記憶と経験、解釈も同じではない。よって、国家がこのような状況に直面したときには、理解する態度を持ち、国は歴史を鏡とし、歴史上で起こった事をもとに対立させたり、社会を分裂させたりしてはいけない。政治家は言動に気をつけ、社会を対立させず、歴史を鏡として、直面している挑戦に対し社会全体を団結させて、対応していかなければならない、と述べた。

蔡英文主席はまた、この数百年の間、台湾社会の悲哀は自分たちの手で自分たちの運命を決められなかったことである。しかし、今日の台湾の社会は民主主義の自由な国家であり、民主的で自由な国の人々には自由な選択権がある。国家の自由と民主主義を守らなければならないのは、皆の共同の使命である。よって、対立して国家が現在有する自由と民主主義の状況を壊してはいけない。台湾の社会は成熟しており、人々も社会の歴史が残してきた様々な問題に健全に対応することが出来るはずである、と述べた。

洪秀柱副院長が今日新竹に行っていることについて、何か張り合う意味を感じるか、との質問に対し蔡英文主席は、スケジュールは早くから決まっていることであり、現在のスケジュールは全て全体的な計画によって進んでいる、と述べた。


その他、国民党支持系の人たちが次第に蔡英文主席に寄ってきているようだが、とメディアに尋ねられたのに対し、蔡英文主席は、台湾は民主的な社会で、人々はそれぞれの選択がある。地方に行き人々と触れ合うと、人々が台湾の変化を期待している事を感じる。台湾は変化してこそチャンスがある。民進党の将来の政策ビジョンと国家計画の青図が多くの人々の支持を得て、もし当選することが出来れば、当選後には国民と一緒にこの国家が更に良くなるように務めていきたい、と述べた。

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