2016年3月28日月曜日

漢翔航空工業を訪問 蔡英文:中部の産業発展のために、「航空宇宙産業」と「スマート機械」の2つを重要な牽引力にする


民主進歩党次期総統の蔡英文主席は28日、台中副市長の張光瑤、立法院副院長の蔡其昌、立委劉世芳、林岱樺、何欣純、張廖萬堅、蔡適應、党秘書長の呉釗燮、シンクタンクエネルギーチーム召集人の呉政忠、及び国防チーム召集人の陳文政らとともに、漢翔航空工業「台湾先進複合材料センター」を訪問し、目下の経国号戦闘機の国内製造の技術発展の状況と将来の展望について見聞きし、関連産業の人々と座談会を行って、要求とアドバイスを聞き取った。

蔡英文主席は挨拶で、漢翔工業は台湾の航空宇宙産業において リーダー的な役割を演じており、漢翔工業がリードしていかなければ、この産業全体は止まってしまう。今日この目で馮世寬前董事長が在任中に完成させた「雄鷹戰機」の開発成果と、現在の廖榮鑫董事長が結成した台湾の航空宇宙産業のA-teamを見ることが出来たが、国内の航空宇宙産業がまとまって、産業のアップグレードを進めていき、更に強力なチームとなって他国と競争することを希望する。将来の航空宇宙産業計画において、漢翔は重要な役割を演じるだろうが、我々はそれを全力で支持していく、と述べた。

蔡英文主席はまた、漢翔が打ち出した高等練習機の自国生産計画に三つの期待があると述べた。第一:空軍のニーズに合わせるだけでなく、自国生産の比率を更に高めること。第二、高等練習機の開発を通じて、技術と経験を次の世代に伝承し、次世代戦闘機の研究開発の基礎とする。第三、迅速に戦闘機のプロトタイプのテストをすること。蔡英文主席は、高等練習機の自国生産は台湾の航空宇宙産業の発展で重要な一里塚である。この計画が成功するのを非常に期待している、と述べた。

蔡英文主席は、大台中地区の機械、電気、材料などのサプライチェーンは完璧なもので、かなりの技術水準がある。漢翔は台中で地の利、人の和があり、充分にこの地の産業資源を運用していくことが出来、周辺の工場と協力して技術力を高めていき、産業の転換を進めていくことができる、と述べた。蔡英文主席は、将来は中部地域の次の段階の産業発展のために、「航空宇宙産業」と「スマート機械」の二つを重要なエンジンとしていく。互いに深く関わっているこの2つの産業が相互に補完し合っていくだけでなく、効果を倍増させて、地域のバランスを取る立場からも中部地区の生産力とイノベーション力を、もっと発揮してもらう必要があるだろう、と述べた。


最後に蔡英文主席は、経営幹部、特に技術者、研究者にエールを送った。今回の産業の旅では、第一線で働く多くのエンジニアや研究者と会い、基礎研究に余念がない姿を見てきた。彼らはみな台湾産業のアップグレードと転換の過程で、非常に重要な推進力である。台湾は長期にわたり、技術を重視し、研究開発に専念するエンジニアの文化がある、これは台湾の経済競争力の源であり、新しい時代にはやはり引き続きこうした専門性のある人材の技術への情熱に力を借りる必要がある、と述べた。

Share/Bookmark

0 コメント:

コメントを投稿