2016年4月30日土曜日

マレーシアで32名の国民が中国の圧力によって強制的に中国に移送された件について、民進党の声明


32名の我が国の国民が、マレーシアで中国の圧力により強制的に中国へ移送された件について、民主進歩党の王閔生スポークスマンは30日、このような事件が何度も発生し、我が国の司法管轄権が犯されていることについて、我々は再度強い抗議を行う、と述べた。
国境を越えた詐欺事件は、厳しく捜査がされなければならないし、我々は犯罪を厳しく追及し続けるとともに、司法共助制度と国際的な協力で、詐欺犯罪をともに撲滅し、被害者の人権を保障しなければいけない。しかし国家の司法管轄権は決して譲ることはできない。中国の一方的で強硬なやり方は、両岸人民の感情を傷つけるだけで、台湾社会の中国に対するマイナスのイメージが大きくなり、双方の関係にとっても、両岸が共に犯罪に対抗していくことにとっても、何の役にも立たないことである、と述べた。


王スポークスマンは、国際的な慣例に基づき、我々(中華民国)は国民に対し属人主義のもと管轄権を持っており、この原則によって、国民が海外で犯罪をしたときは台湾に護送し、我が国の審判を受けると定められている。我々は政府が引き続き交渉を進める事を支持するとともに、判決資料や事実を速やかに集めて、職員を中国に派遣するほか、国民の安全を確保し、ケニアで逮捕されて中国に移送された国民も一緒に帰国させるように働きかけるべきである、と述べた。

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