2016年4月13日水曜日

民主進歩党第十六期第67回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は13日第十六期第67回中央常務委員会を開催した。国際事務部の黄志芳主任が「新南向政策-人を中心とした台湾の対外経済新戦略」という報告を行った。会議ではこの他、「2016年第17期全国党員代表選挙リスト案」が採択された。これは各県市と党本部から選出された代表が337席で、規則により男女比は最低4対1、つまり女性(もしくは男性)の議席数は84席が保障されていることが定められている。

楊家俍スポークスマンは、黄主任の専門報告を聞いた蔡英文主席が、新南向政策は我々の次の重要な国家政策であり、出席者に対し、将来中央にいても地方にいても、我々は共に頑張らなければならない、と述べた事を伝えた。国際事務部の黄志芳主任は会議の後で、去年下半期に民進党が「新南向政策」を提案したのち、国内各界で高い反応があった。特に産業界のASEANの台湾ビジネス界や学術界、NGO及び新住民団体などが次々と多くの意見を出してきた。これは国民が「新南向政策」に対して大きな期待を寄せている事を表している。多くの関わりある国々もこの政策に興味を示し、我々と建設的な討論を進めていきたいとの考えを表している、と述べた。

黄スポークスマンは、全世界が積極的にASEANやインドなどに進出しようとしている   時に、台湾は国際的な大きな趨勢から取り残されるわけにはいかない、と述べ、「新南向政策」は人を中心とした台湾の対外経済新戦略であり、将来は5年を期間として、積極的にASEANや南アジアの国家と人材、産業、投資、教育、文化、観光、農業などの分野で密接な相互交流と協力を進めていき、台湾とASEANや南アジアの国家と21世紀の新しいパートナー関係を築いていきたい、との考えを示した。

この目標を達成するため、政府は将来「新南向政策オフィス」を設置し、事務所の設置によって政策決定と事務対応のレベルを上げ、国家レベルのASEAN・南アジア研究シンクタンクを設立し、この2つを並行して政策を推し進めていく、と述べた。将来は  「AEAN南アジア奨学金計画」の大きなプロジェクトにも着手し、人材の養成と交流を通じて、ASEANと南アジア国家との関係で円滑な交流をはかっていく。黄志芳主任は、このような効果は様々な影響を与え、双方の優秀な人材を充分に交流させることで、人材が産業界のASEANと南アジアの進出の手助けになっていくだろう、と述べた。


黄主任は、台湾の地理と経済条件で、ASEANと南アジア国家は将来重要な海外市場になり、最良の経済、文化パートナーとなるであろう。台湾は目下重大な経済の挑戦を受けているところであり、勇気を持って前進し、海洋国家の精神をもって、「新南向政策」を通じて台湾の経済の新しい局面を作っていく、と述べた。

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